
有資格者の落とし穴
ライフラインチャート
人生で一番楽しかった時期は?
そのようにスタッフに聞いてみると、
「現在の資格取得のために頑張っていた大学や専門学校時代が一番!」
というパターンが多かった。
では、今は?
「うーん、、、楽しいような楽しくないような」
「楽しいよりも精一杯で・・・」
「やらなきゃいけない事をこなすだけで、楽しさを感じる暇がない」
学生時代は、今の職種で働く事を夢みて頑張って、楽しい
夢が現実となり、働き始めると、楽しくない・・・
ライフラインチャートで表すとこんな感じ

夢が叶ったのに???
医療職の特徴
病院や施設で働いている人の多くが国家資格を有している
それぞれの職種を目指した理由としては、
「病気や怪我で困っている人の助けになりたい」
「自分の周りで病気や怪我にまつわる苦労があった」
「自分自身が病気などでお世話になった」
様々な職種があり、患者さんや利用者さんを援助する方法も
それぞれ違う。
だけど、志望理由は似ている。
そこに個別性が少ない。

資格は手段
自分が理学療法士の資格を取るまでの思考
「病気や怪我で困っている人の助けになりたいな」
↓
「病院で働くことが、いいかな」
↓
「病院で働くには資格が必要。どの資格がいいかな?」
↓
「運動が好きだし、理学療法士かな」
このような思考で資格を取得した。
しかし、これでは
自分のやりたいこと = 理学療法士になる
資格を取ることが目的になっていると、資格取得後は
目的地が分からずさまよう結果になってしまう。
(実際にさまよった・・・)
自分のやりたいこと、自分にしかできない事【目的】
この実現のために資格取得がある【手段】
つまり、仕事をする目的(個別性)をしっかり持ち、
資格取得してからがスタートになるはず!
資格取得後にすべきこと
患者さんや利用者さんの人生を考えている、医療従事者ですが、
自分の人生について考え抜いて行動している人は少ない
(もちろんだが、主体的に行動し、成果を上げている人もいる)
資格取得がゴールで、働き始めたら、特に目標はない

まさに、流れに身を任せている状態
だから周囲(環境)に敏感になり、文句や不満が多くなる
まずはこの現状を打破しよう!
そのためには、「命を懸けてでもやりたい事」を見つける(自己理解)
どんな仕事や提供方法があるのか(仕事理解)
自己理解だけでも、すぐに始めて欲しい!
活き活きと仕事をして欲しい!
各専門職の認定や資格をとることも、一つの目標になるけど、
それも手段の一つにすぎない
周囲に認めてもらう手段にならないように
キャリア支援が必要!
キャリア支援は、自己理解と仕事理解を深めて、意思決定し、主体的なキャリア形成ができる能力をつけてもらう事
今の医療業界にキャリア支援が絶対に必要!
自分は20年色々な病院で勤務してきたが、
病院経営側も「資格取得=やりたい事が分かっている」と思っているのか、
キャリアや自己啓発等の研修などは、自分の記憶では無かった
個々のためでもあるが、個々の能力開発は、組織の成長になっていく
人材育成としても、今注目されているキャリア教育
ならば、自分が提供すべき! と思い
キャリアコンサルタントの資格を取得した
自分らしく、活き活きと仕事をする医療人を増やしたいから
医療機関の枠から外れ、40代にして転職して、
医療職のキャリア支援に貢献していく!
今後は個別でも相談を受けられるように、方策を練っています
今でも相談を聞く程度なら、対応できますので、お気軽に連絡ください!
ここまで読んで頂いてありがとうございます!
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