肩関節アプローチするなら肩甲骨のこの動きを狙うべし!
はぁい、こんにちは。
A-スタです。
今週末に腱板損傷セミナーをオンラインにて行うわけですがその内容に即した内容記事を書かせていただきます!
腱板損傷セミナーはこちら
腱板損傷に合わせた内容にしたいので今回はこちら!
なんて方におすすめの記事です。
いろんな意見が言われている関節だからこそ
サクッと学んでがっつり使える臨床スキルを
ここで学びましょう!
ということでさっそく内容に入りましょう。
肩関節において肩甲骨は絶対条件
セラピストならほぼ相違のない意見ですが
肩関節の治療において肩甲骨へのアプローチは必須です。
でも何をどうしたらいいのかって話は案外
明確になっていませんよね。
肩甲骨が重要な理由はこちら↓
このように人体にとって非常に必要な機能というわけです。
肩関節はADLで多く使う関節ですし
肩関節がうまく動かない/痛みがあるだけで
生活にかなりの支障が生じます。
そんな方を守ってくれているのが肩甲骨というわけです!
肩関節に必要な肩甲骨の動きは〇〇回旋!
さて、本題です。
肩甲骨は多くの動きをこなします。
・前傾
・後傾
・下制
・挙上
・内転
・外転
・上方回旋(外旋)
・下方回旋(内旋)
これらの動きをするわけですが
肩関節の機能を向上させるためには
上方回旋がめちゃくちゃ大切なわけです。
この上方回旋について解説します。
上方回旋に必要な筋組織は
・僧帽筋
・前鋸筋
です!
ちなみに下方回旋に必要な筋は
・肩甲挙筋
・菱形筋群
・小胸筋
です。
この上方回旋、どうして肩関節における肩甲骨アプローチに
必要なのかというと
上方回旋によって得られるメリットがでかいんです!
・肩甲上腕関節の関節安定性向上
・求心位になりやすい
・RC(=腱板)が機能しやすくなる
・ADL上におけるSSP(棘上筋)損傷リスクが低下
というメリットがあります!
特に最後の
SSP損傷リスクの低下
は、喉から手が出るほど欲しい機能ですよね。
臨床ではこの動きに着目していかないといけないわけです。
どうやってアプローチする??
アプローチの方法ですが、
肩甲骨を動かすならしっかりと肩甲骨を他動的に動かすこと、アセスティブに動かすことが大切になります。
この画像のようにしっかりと肩甲骨を把持して
回旋方向へ動かします。
動かす際は、
徐々に動きを大きくしていく
です。
これはやられると分かるのですが
動かない方向に対して外部刺激で
強制的に動かされようとすると
僕らの身体というのは無意識に抵抗します。
いわゆる防御性収縮ですね。
この反発があるのは非常に臨床において邪魔です。
ということでこの邪魔な反応を出さないようにすべく
徐々に大きくしていくことが重要なのです。
健側と比較して大体同じくらいの可動域を
出せるようになってきたタイミングで
今度はアセスティブに肩甲骨の動きを出していきます。
僕はこの一連のアプローチを端座位でやることが多いです。
片麻痺患者さんであれば、背もたれになるようなクッションなどを用意して、胸椎あたりまでサポートできる環境を作ったりしてからアプローチしています。
側臥位でもやれるのでは?
と思う方もいるかと。
実際、写真では側臥位ですしね。
はい、まったく問題ないです。
僕が側臥位であまりやらない最大の理由は
側臥位は支持基底面を揃えるのが難しいのと
防御性収縮が入りやすい姿勢だからです。
この理由に関しては今回は割愛しますね。
このハンドリングにおける考え方は
ADL基本動作セミナーでお伝えする予定です。
あ、これは対面なので実技セミナーですね。
さ、まとめます!
です!
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