初めの頃の違和感はやっぱり当たるのか?
あとからすると,
はじめから何か,おかしいと思ってたんだよね,と思うことがあります.
おかしいと思っていたことが途中で解消されてしまうと忘れるので,
おかしいと思っていたことが解消されずにそのままだったり,増悪したり,関連する何かが付け加わって今に至っている,ということなのかと心理学的には考えたりします.
小さな違和感に,まぁ些細なことだから,と大目に見ていたことで
結局自分がしっぺ返しをくらったということに,
ずいぶん大人になってやっと気づけました.
気づいてしまうと悔しかったりします.
相手のことを思って,許容していたのに,
結局は自分が損したり,窮地に追い込まれたり・・・
初めの頃の違和感は,
解消されることがあるかもしれないけれど,
気にかけておくべき,自分を守るポイントの一つかもしれません.
完璧な人間や組織はないでしょうが(私も不完全態ですが),三徴として
相手を大切しない(自分優先が強め),誠実でない,法やルールを守ろうとしない,という違和感を覚えさせる相手や組織とは一時的には関わり合いをもっても,早めに(見極めて)距離を取ることが必要な気がします.子どもに伝えたいことの一つです.
違うかもしれません.
他にもあるかもしれません.
適切に判断することは難しいものです.
せっかく手に入れたもの(せっかく出会った相手,せっかく就いた仕事のことなど)だと余計に判断が難しくなります.
お世話になった人,親しい人にその三徴があると,とくにはじめはなかったのに次第に出てくると判断が遅れます.人は変わります.関係も変わっていきます.
一時的にうまく利用している,と思っている時が一番利用されやすかったりもします.
仕事や対人関係の悩みの一つはこうしたことなのかもしれません.
サポートしてくださると勇気をいただけます.臨床心理の知見で社会に貢献したいと考える臨床心理士です.迷いながらも,できることを,少しずつ,がんばります.HPもご覧くださいませ.https://psychoffice-tokyomitaka.com/