見出し画像

たとえば,こんな未来や社会のために,臨床心理学を役立てられたら…

疲れにも気づけないほどに,がんばりすぎなくても
自然体で周囲とやっていける社会であってほしい.

風邪かな?と自分の体調に意識を向けるように,
自分の気持ちや精神・心理状態を振り返れることが
ふつうであってほしい.

振り返り,ちょっと微調整したり休んだりして,
少しまたうまくやっていける,というような
アスリートの身体の動かし方や向き合い方みたいな感覚を
誰もが,メンタルなことでできるといいかもしれない.

誰かに相談できることが
自然によくあることであってほしい.
弱いからでもないし,答えを教えてもらうためでもない.
いろいろな専門家に相談しても
手慣れたパターンのひとつに落とし込まれるのではなく,
相手のことを,厚かましくなく,
考え・考えてもらえる関係や時間になるようであってほしい.

誰かが話す時,大切な話というのは,
その人が守ってきていたデリケートな部分を
掌からそっと見せようとしてくれているのかもしれないことを
みなが何となくでも知っている社会であってほしい.
(うつの人をむやみに励まさない,くらいに知っているくらいな社会)

自分を大事にする,ということが,
自分の思い通りにするために周囲に負担をかける,というのでもなく,
自分のことは後回しにして,というのでもなく,
周囲から強いられる自己犠牲なんか蹴飛ばせるくらいに,
大事なはずの自分を大事にできる,それがふつうなことであるような
社会であってほしい.

いいなと思ったら応援しよう!

カウンセリング研究室 東京三鷹
サポートしてくださると勇気をいただけます.臨床心理の知見で社会に貢献したいと考える臨床心理士です.迷いながらも,できることを,少しずつ,がんばります.HPもご覧くださいませ.https://psychoffice-tokyomitaka.com/