サイコパスも使う。断れない状況を作る『ローボール・テクニック』とは?
ローボールテクニックとは?
皆さんは「ローボールテクニック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ローボールテクニックとは例えば、あなたの嫌いというか苦手な人から
『今日は、みんなで飲み会だから一緒にいかない?』
と誘われたとして、あなたが、そのことについて一緒にいくと承諾したとします。そして、あなたが承諾した後に『みんな飲み会行くはずだったのに急に都合が悪くなったようなので2人きりで行きませんか?』
と打診された場合、多くの人は心理的に一度【行く】と約束した手前、非常に断りにくくなるのではないでしょうか?
このように相手に対して断りにくい状況をつくる手法を『ローボールテクニック』と言います。あなたも思い返せば、このような手法を味わった事があるのではないでしょうか?
またローボールテクニックという言葉の由来は、相手が受け取りやすい低いボールを投げることに由来しているようです。
なぜローボールテクニックにかかると断りにくくなるのか?
なぜ、断りにくくなるのか?それは私たち人間には『一貫性の原理』というものがあるからだそうです。例えば、自分が『タバコもう止める』とみんなの前で禁煙宣言したとします。この発言をしたか、してないかで継続率がかわるのです。
これは自分の信念や行動を貫きたいという【一貫性の原理】が働いているのが理由です。一貫性の原理とは、自分の言動や態度、信念を貫きたいと考える人間の心理のことを言います。
あなたも、この手法に引っかかってはいませんか?次回の記事ではローボールテクニックの具体例を紹介したいと思います。