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ADHD特質の私の体験談/そんなことまで本当にいいんですかぁ~。
訪問ありがとうございます。hiromiです。
今日はお堅い心理学の話でも、わたしが熱望する健康の話題でもなく。
私のおちょこちぃなお恥ずかしいエピソードなのですが。
心底!ただただお礼を言いたい。
このコロナ禍で我が身を顧みず親切にしてくれた見知らぬ男子学生さんに。
この場をお借りして、感謝と彼から受けた大切なメッセージを皆さまにも伝えたいそんな思いです。
💖☆☆☆☆☆💖☆☆☆☆☆💖
これを読んでそんなこと?とか些細なことだと思われる人もいるかも知れませんが。
私にとったらこの世に生を受けて、たぶん5本か6本指に入る感動体験です。(ほんまに?)
それは、コロナ自粛が解除されたある日の地元駅でのこと。
その日は、日の当たらないアパートで一人暮らしをする次男にセロトニンを分泌する食物を差し入れるため。
私は、前夜に作ったミネストローネスープを鍋ごとビニール袋に一入れ、それを麻の大きな手提げに入れて。
その横に、冷凍の雑穀ご飯やデザート諸々を入れ。
大きな重たい手提げを両手に持って、ようやく地元の駅のホームに着いた。
ほっとして袋の中身を確認する。ひぇ~~~~~ぇ( ;∀;)
ビニールの中がぁぁぁ赤い物体が浮いているぅ~~(泣)
鍋の中はスープがかなり干上がっている状態になっていた。
これでは息子の家に着くころには全てのスープが無くなってしまう。
( *´艸`)
キョロキョロと周囲を確認すると幸い人気は少ない。
恥を忍んで仕方なく駅のベンチで店開きして鍋を出してベンチに置いた。
そして、ビニールに溜まったスープを躊躇なく鍋に戻して蓋をしたら。
トマトスープでびちゃびちゃのビニールの口をしっかり結わいて。
さぁ、これでよし!
このことはぜったい繊細な息子には言わないでおこう。
びちゃびちゃの手を拭こうとハンカチを探す・・・・あれっ?
じゃぁポケットティッシュを・・それもない(汗)
やっぱり自称ADHD5割のわたし。
皆さんならこんな時どうしますか?
「そもそも鍋ごと持って行かないよ。」そんな声が聞こえて来そうですが。
時計を見ると、下の階のトイレに行って手を洗う時間はないかも知れない。
それにこの大荷物。
周囲を見回すと、ちょとシュッとした学生さんが一人電車を待っている。
中学3年か高校1年生くらいかなぁ・・声かけづらいなぁと思いつつ。
背に腹は代えられない勇気を出し近づいて尋ねてみた。
「すみませ~ん、あのぉポケットティッシュ持っていませんか?」
わたしが少しはにかみながら事情を説明すると。
彼は、すばやく肩に掛けていたボストンバックを開けてごそごそ探し。
何やら取り出しながら「ティッシュはないので、良かったらこれ、使ってください!」
爽やかなオーラで水色のタオルを差し出してくれた。「どうぞ!」
なのにわたしは・・・
それ、部活で使ったものかなぁ…人の好意にそんな不謹慎な想像を。
本当にごめんなさい( *´艸`)
でも、ど、どうしよう・・まもなく電車も来るし、一瞬戸惑いつつも。この状況は学生さんのご厚意に甘えるしかない。
笑顔で「いいんですかぁ?すみません、じゃぁお言葉に甘えてぇお借りしますね。」
「ぜんぜん使ってください!」優しいほのかな微笑。
手を拭いて返そうとすると。
「あっ、バックの汚れも拭いてくださいね。」
「その手提げの取っても汚れちゃったでしょ。」
「えっ、いいんですかぁ。」「ありがとうございます。じゃぁ。」
わたしがバックを拭いて返そうとすると。
「それと、そのベンチにも赤いの少しそこ。付いてるから。」千里眼だ。
「そこも拭いちゃって大丈夫なんで。」優しすぎるお言葉。
「そんなぁ…ベンチもいいんですかぁ~。」図々しいわたし。
「もう帰って洗うだけなので。全然大丈夫です!」10代なのになんて大人の対応。
「すみません‥‥じゃぁちょとだけ。」厚かましいわたし。
自分が汚したベンチまで人のタオルで拭いてしまった。
だって、だって誰かが知らずに座ってお尻にトマト汁付いたらシミになるしぃ。
罪悪感をかき消すためにそんな言い訳を心で呟く…。
その後、お礼を言いながら所々赤く染まった水色のタオルを返した。
すると彼はボストンバックにタオルをしまうと、また何やらガサガサ。
スッと、コンビニの袋を取り出すと。
「鍋入れてる袋、汚れちゃったでしょ。」
「これに入れ替えたらどうですか?」
えええぇぇぇ〰️そんなことまでもぉ。
彼の心遣いに感動。
「い、いんですかぁ~~。」そう言いつつ。
それを受け取るが、袋が鍋より小さいのは見た目で感ずいていた。
お礼を言って返すと、彼はすぐに別のものを出した。
「あ、これならどうですか?」
今度はさっきよりも多少大きい黄色いビニール袋。
ドラえもんじゃないけど、すごい!わたしが必要なものみんなそこに入ってそう。
浅ましいわたしは、またもや学生さんのご親切を快く受け取るも鍋は入らない。
「これ、いただいてもいいんですか?」
「もちろん!使ってください。」オーラは爽やかで押しつけがましくない。
「せっかくなので使わせてもらいますね。」そう言って。
バナナやらお菓子をビニール袋に入れた。
「これで他の物も汚れないので助かりました!」
「本当にありがとうございました。」また深々頭を下げた。
その後、電車を待つ間黙っているのも何なので。
「コロナで学校の授業は大丈夫ですか?」と投げかけてみた。
「はい、今週から何日か登校できるようになりました。」爽やかすぎる反応。
いい意味で親の顔が見たい!どうしたらこんなに爽やかな好青年に育つのだろう。
ご両親にお礼を言いたい気分だった。
おばちゃん根性で根掘り葉掘り聞きたいところだけど。
個人情報保護法もあるしぃ聞いてもいいのかなぁ。
そう思うも電車が来てしまい彼とはそれっきりになった。
🌼☆☆☆☆🌼☆☆☆☆🌼
私が住む地域には二路線あるが、先日久しぶりにその電車に乗りあの時の学生さんのことを思い出し、アンビバレントな気持ちが湧いてきたのです。
温かい感謝の気持ちと。学校名かせめてお名前くらい聞いておけばよかったなぁという後悔の気持ち。
もう、あの時のお返しは出来そうにないのでこの場をお借りして。
学生さん、その節は天然のおちょこちょいの見ず知らずのおばちゃんにとても親切にしてくださって。
本当にありがとうございました。
その優しさに心から感動しました。
その日一日、こころがずっーと温かくて嬉しくて息子にも話しちゃいました。
もちろん、こぼれたスープを鍋に戻した下りは省いて。
💖☆☆☆☆☆💖☆☆☆☆☆💖
わたしが受けたこのご恩は今後。
周囲で困っている人には、求められる以上の親切をすることで恩返しをしようと心に刻みました。
映画ペイ・フォワードのように。
きっと社会はこんな風にして愛と思いやりが循環をしてゆくのですよね。
爽やかな学生さんから、目に見えない愛をいただいたこの気持ちは、大切に自分の心とこの場に保管したいと思います。
そして、みなさまからもスキ愛!いつもいただき本当にありがとうございます。
溢れるどんな気持ちもこうして分かち合える場があることって、本当に素晴らしいと色々書いているうちにそう感じるようになりました。
運営者とブロガーみなさまにも心より感謝いたします。
自分なりにnoteのポジションをいい感じに据えてマイペースで書いて読んでいただけるこが有難いこと。
みなさま本当にありがとうございます!
みなさんと共に発する愛と感謝の波動が地球にゆき巡りますように。
💖☆☆☆☆☆💖☆☆☆☆☆💖
最後にあの時の学生さん。
この体験後、スープはフリーザーバックで冷凍して持って行ってますぅ。
お陰でおばちゃん少しだけ賢くなりました(^_-)-☆心から感謝を込めて。
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