【保護者向け】はじめての子育て相談!どんなことを質問される?
こんばんは。
公認心理師・臨床心理士の香川です。
日本で前向き子育てプログラムTriple Pトレーナーとしても活動しています。
「子育て相談」といっても、「どんなことを聞かれるのだろう」「何から話せばよいのかな」と不安に感じられる方は多いのではないかと思います。
話したいことはたくさんあったのに、「うまく伝わらなくて残念…」という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
私たちは、保護者の方がいまどんなことを心配されているのかということや、お子さんの様子をできるだけ正確に知りたいと考えています。
そのため、子育て相談では、様々な質問をさせていただくことがあります。
本日は、子育て相談でどのようなことを質問させていただくのかについて紹介します。
ほんの一例ではありますが、この記事が少しでも皆さまにとっての見通しとなりますように…!
基本情報
相談したいお子さんについて:生年月日、性別、一緒に住んでいる人
家族構成(兄妹の有無、年齢、お仕事など)
相談したいことや困っていることの内容(ざっくりでOKです)
子どもの行動に関すること
お子さんの行動面で気になることや相談したいことがある場合、お子さんの行動について詳しくお伺いしていきます。
どんな行動か
最近その行動が起きたときの状況
上記のような行動が起きる回数
1度その行動が起きたときに、その行動が続く時間(すぐおさまるのか?1時間ぐらい続くのか?)
その行動が初めて見られたとき
最初~現在に至るまでどのように変化してきたか
今までご家族や周りの人はどのようにその行動に対応してきたのか など
妊娠中~今までの歴史
妊娠時・出産時の子どもの様子
健康診査のときの様子
生活のなかで気になること
保健師さんや先生など、周りの人から言われてきたこと
(何らかの支援を受けている場合)その機関と内容
健康や診断に関すること
お子さんがこれまで受けた診断(あれば)
お子さんが服用中のお薬(あれば)
医療機関のお名前
過去の検査結果(あれば)
学校園での様子
友だち関係
生活面の様子
学校の成績
欠席や「行きたくない」と言うことの有無など
学校園で受けてこられた支援や配慮の内容(あれば)
希望や願い
関係機関や学校園、子育て相談に望むこと
どのようなお子さんに育ってほしいと思うか
お子さんのどのような力を伸ばしたいと思うか など
終わりに
いかがでしたか?意外とたくさんありますよね…。
もちろん、分からないものや思いつかない項目があっても大丈夫です!
皆さんのご希望と同意があれば、病院や発達支援センター、学校園などの関係機関に心理士から問い合わせをすることもできます。
質問の内容は、担当する心理士によって違いがありますので、あくまでも一例としてご覧いただければ幸いです。
また、何回かに分けて、少しずつ上記の内容をお聞きすることもあります。
子育て相談が、皆様にとって有意義な時間になりますように。
ここまで読んでくださってありがとうございました!