”大切にする”ということ
またまた断捨離の話題ですが…
妻は”着物”が好きで
僕と結婚する前にお高いものを購入していた
断捨離をする時に珍しく押し入れから出しているのを見て
『どうしたの?』
「久しぶりに袖を通そうかな~って思って!」
そう言いながら試着をしはじめた
流石に着物でもぽっこり目立つお腹
それでも満足そうに鏡の前で一回転
「どう?」
『やっぱりその帯きれいだよね!」
「ふふん♪でしょ~?」
一目ぼれして購入した着物で
特に帯が10万近くする良いもので
色も柄も綺麗
妻は僕に振り返って
「これから着物ちゃんと着ようと思って。。。”押し入れの封印”から出したの!」
あれだけ大切に大切にしまってきた着物なのに
どうして出すことにしたんだろう。
そう不思議に思って
『でも、”大切にしていた”ものでしょ?』そう確認すると
「大切にしている”からこそ”ちゃんと着てあげないとねって気が付いたの。ずーーーっと押し入れにしまっておくのは大切にしているようで、”大切にしてない”そう私は気付いたのだ!!!」
腰に手を当てて ポーズを決めた妻
僕もわりと”物持ちがいい”ほうなんだけど、
実際には”ただ使ってないだけ”ということにハッとさせられた
”いい洋服”なんかも素材によってはずっと押し入れにしまったことで
着用したらシワになっていたり、謎のシミがあったり…
あ~着ればよかった…なんて後悔したことを思い出す
大切にするというのは使ってこそはじめて成立する行為ということを妻の言葉で気付いた話。