虛偽検出検査(lie detector)
○虚偽検出検査
犯罪捜査で被疑者の供述の真偽を判別するために行われる検査。
一般には、嘘を言うことにより情動的な緊張が生じ、それによって生理反応が起こるので、ポリグラフを使って情動の変化から嘘を見抜こうと考えられている。
○ポリグラフ(polygraph)
生体内における複数の生理反応を同時に記録する装置。
皮膚電気反応、脳波、心電図、筋電図、眼電図、 呼吸、血圧などが連続的に同時測定される。
日本の警察の捜査では、冤罪を防ぐために有罪知識質問法(guilty knowledge test)が用いられている。
被疑者しか知り得ない犯罪に関する事実を、他の項目と混ぜてランダムな順序で何回も被疑者に質問する。
嘘をついていると、汗腺の働きによる皮膚の電位変化を皮膚電気反応として測定される。
呼吸は浅くゆっくりになり、心拍は裁決項目後にむしろ遅くなる。
○エクスターナライザー(externalizer)
感情を顔に表しやすい人は、生理的なレベルでは動揺が小さいとする仮説。
○ インターナライザー(internalizer)
感情を表に表さない人は、生理的な動揺が大きいという仮説。