TAT(主題統覚検査)
○TAT (thematic apperception Test)
絵から自由に物語を創作してもらう投影法検査の一種。
モーガン(Morgan, C.D.)とマレー(Murray, H.A)によって1935年に開発された。
被検者の欲求と環境から受ける圧力が、物語の主人公の周囲で起きる出来事に反映されていると考える。(欲求-圧力理論)
TATの解釈:欲求
1人の主人公に複数の欲求が投影されることもある
(1)対人関係欲求
親密になりたい、悪い関係になることが怖い
(2)社会的欲求
成し遂げたい、成功したい、尊敬されたい
(3)官能快感欲求
本能を充足させたい、性的快感を得たい
(4)圧力排除欲求
ストレス・邪魔者・プレッシャーを排除したい
(5)防衛回避欲求
逃げ出したい
TATの解釈:圧力
(1)対人関係の圧力
親、友達、教師、周囲の人からの圧力
(2)環境的圧力
社会的立場、経済的圧力などの圧力
(3)内的圧力
後悔、ハンディキャップ、能力面での圧力
TATの解釈:解決行動様式
(1)肯定的-否定的
解決方法はうまくいくのか、いかないのか
(2)能動的-受動的
自分で解決するか、誰かや環境が解決するか
(3)確定的-不確定的
結末は決まっているか、いないか
(4)現実的-空想的
現実的な解決か空想的な解決か
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