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一人よりふたり。自己肯定感を育む場所をみつけること・つくること、そして、守ること。


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2020/07/17

こんにちは。HACOです。

「自己肯定感」って、定義しようとすると難しい言葉ではあるのですが、自分自身の存在を肯定できること、自分が自分であること、自分がここにいること、そんな存在意義を肯定できること。日本語だと自尊心が近いのかなと思います。居場所感といってもいいかも。

大切なことは、一人では成り立たない概念かと思います。自分がいて、他者がいて、その中で自己を肯定できる感覚。

その感覚を育むのに必要なのは「環境」だと考えます。

個人の「主体性」や「考え方」や「行動」も大切な要素ですが、自己肯定感を感じられる場所があること。仲間やコミュニティの存在が必要です。

家族というコミュニティも大切ですが、それがすべてではなく、友人関係、同じ目的を共有する仲間、サポーター、趣味の集まり、リアルだけでなく、ヴァーチャルなオンラインな関係など、様々なコミュニティがあります。

大きなコミュニティになれば、県民、国民であることや地球人であること、宇宙の中で、、、など、拡げて考えることもできます。

そんな世界の中で、自分の居場所とも感じられるようなコミュニティをみつけることができるか、つくることができるかということが命題となるのかなと思います。


いまさらながら、初めて通しでみたポケモン。見る機会がないままいままで来ていましたが、「ポケットモンスター XY&Z」をみました。

きっと、どのシリーズも様々な成長が描かれているんでしょうね。これまで、見る機会がなかったのですが見られてよかったです。

いろいろなことがギュッと詰まった素晴らしい作品でした。登場人物やポケモンたちのそれぞれの物語が交差する群像劇

登場人物・ポケモンの成長のプロセスが、子どもにも伝わる表現であり、大人がみても心に問いかける何かがある物語で感動だけでなく、考えさせられる物語でした。子どものころに感じていたけど、いまは無くしかけている何かに気づかせてくれるような。

特にセレナの物語とテーマ曲がよかったです。自ら踏み出した世界の中で、この仲間たちに出会えたことや、喜びや悲しみを共有できたこと、自分の行動にプラスして、そんな場所があったからこその成長だったんだなと。

期待はずれな毎日だって 自由度100%で塗り替えていけるんだ
広いこの世界で キミとめぐり逢えた
言葉よりもっと強く結ばれている
一人よりふたり

ドリドリ :中川翔子. 作詞:中川翔子/岩里祐穂. 作曲:鈴木健太朗

この歌も、自分の居場所がみつかった時の力というものを感じるパワフルでキュートな歌でありながら、ものすごくシビアな歌だと思います。

一人よりふたり

この言葉の力は良くも悪くも強いなと。

友達を100人つくる必要はないですし、誰とでも仲良くする必要もないです。もちろん、そうであってもいいですが。

人数の問題ではないのですが、誰かがいることで、自己肯定感を持つことができると考えると、一人ではなくふたり以上が必要で。そうなると、なかなか人生って難しいかもって考えてしまいますね。

誰かがいることで癒されるし、誰かがいることで傷つく理由(わけ)ですから。

ポケモンと一緒ならできる!って、サトシが言っているように、もちろん人だけでなく、他の何かと一緒になることでも得られる感覚と考えることもできると思います。人とマシンの融合とか。こちらの感覚は自己効力感という感覚よりかなと思います。

それでも、生命体の概念が多様化していくなかでは、人を中心とした心の概念も拡張していくかもしれませんね。


そんな、自己肯定感を育む場所をみつけること、つくることは主体的な行動の中にあるのだと思います。

そして、もう一つ大切なことは、そのような場所を守っていくこと

守ることの前に、壊さないこと

「○○すべき」「○○でなければならい」世界観の中では、自己肯定感を育む場所は容易に破壊されてしまいます。

自己肯定感を育む場所を守る、見守ることが役割のひとつなのかなと思います。誰の役割か?役割と規定するのか?そのあたりは、いろいろですね。

「生きるとはそういうようなもの」でもよいと思いますし、専門家が「役割として守っていく」というのもよいと思います。

「人を育てること」

このキーワードの中に、自己肯定感は重要な要素になります。

居場所感、自己肯定感を感じる経験ができる世界になるといいなと思います。感じたことがない方にも、どこかでそれが見つかるような世界に。


さて、サッカーのある週末が戻ってきましたが、まだまだサポーターが一体となるスタジアムは戻ってきていないです(心は一体ですが!)。また、満員のスタジアムで、同じ目的を共有する仲間と歓喜を味わえる、自己肯定感を感じられる場所がある世界になるといいなと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もよい一日を。

それでは、また。

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