コムスン伝説3
センターから抜けて、庶務とか情報システムとかセンターのパシリとかいろいろやった。
県内のセンターを2日で全部回るようなペースになった。
毎日の動きは上司にメールで報告をした。
ルールは必要なことだけで3行以内というルールだった。
各センターでは激務でメンタルに変調をきたす同僚も出てきた。それを上司に相談したら。
「お前はメンタルを病んでいる人に寄り添って、気持ちよくなってヘラヘラしている姿が目に浮かぶぞ!」
とかいわれた。でも、このメンタルの変調はすべてこの上司の「恫喝」が原因である。本当にふざけた人だった。
あるときに私のセンター回りについて、
「もう時間を優先する時期じゃない。お前は給料泥棒だ」といわれた。
さすがの私は反論した。
「センターがないので経費はガソリン代だけです。高速は一切使わずに峠を越えたり川沿いを走っています。意外と早いですね。」
と返してみた。そうしたら
「お前は成長したなぁ!」
と返答がきた。成長?はぁ?
その後でこの上司はメンタルが壊れる部下がたくさん出たことと、いろいろやらかしてクビになった。
何度かの全体研修で知り合った本社の人から私の働きに注目されて本社勤務の話がでた。私がそれに答えると、クビになったはずの上司から。
「お前はセンターのファックスで異動願いを出した。私用ファックスだ。お前の力じゃ本社は無理だ。どうなるかわかっているんだろうな」
と「恫喝メール」がきた。本社のファックス使用の是非を確認したが、問題なしだった。
そして新しい上司がきた。
上司は、
「もう恐怖政治の時代は終わりました!みなさんがんばりましょう!」
という声を上げたのだった。