呼吸をするように料理する〜映画「もったいないキッチン」の撮影より
こんにちは、おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。
先日2019年7月11日、映画「もったいないキッチン」(2020年公開予定)の撮影で、福岡の「循環生活研究所(じゅんなまけん)」の畑にお邪魔して、ご家庭から出るフードロス食材と、地域の生ゴミコンポストで作った堆肥から育つ無農薬のお野菜だけでお料理をする機会をいただきました。
この撮影はとにかく「めっちゃ楽しかった!」でした。
当日は前半の撮影が押して「1時間で撮影しながら料理を作る」ことと、「集まった食材(プラス調味料)だけで作る」のなか存分に楽しんでできました。
私の料理は「時間制限内でできることだけやればいい」と割りきること(無理しない)。もうひとつ「出会った食材と自分の呼吸を見て料理をする」。「おやさい350レシピ」は、1つの食材で1つのレシピを作ります。1つずつの食材と向かい合い、1つずつ料理しつづけていくだけ、です。なんだかこれって旅みたいだなぁ。
その結果、できた料理は11品! 一部ですが、レシピはCookpadに公開しています。
■Cookpad:おやさい料理研究所 映画「もったいないキッチン」カテゴリ
最初に「●●料理をつくる」というゴールを設定するのではなくて、食材から始まって呼吸を合わせていく、呼吸をしていくそんな感覚です。
また、みなさんにお料理を手伝っていただく途中で「あ、これはダーヴィッドの呼吸だ!ニキちゃんの呼吸だ!」という発見と出逢いもありました。
ダーヴィッド監督に「あたなにとっての料理はクリエイティブ?」というような問いをいただいたのですが、あらためてあらかじめアウトプットが決まっている料理(=作品)と、自分の料理(日常の身体が生きるための食事)の大きな違いを感じました。ほんとは「料理」って言わないのかもしれない。
だれでも生きて呼吸できてるんだから料理もできるんだよ!と思った瞬間でもありました。
-----
こんなふうに「呼吸するように料理をする」を考えるワークショップを、月に2回、上野で開いております。
日頃の食生活どうしてる?どうすればちょうどよくなる? という、ご自身にあった「栄養バランス」の発見と出逢いと味わいを体験できる!お食事+オリジナルのテキストブックにお土産付き。
参加された方はそれぞれに「自信がもてる!」と元気いっぱいにお帰りいただいています。呼吸が合うときにお越しいただき体験頂いてお役に立てれば嬉しいです!
【日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン】
7月13日(土)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
7月27日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
-----
8月11日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
8月24日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月8日 (日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
10月26日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
11月10日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
11月23日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
12月8日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
12月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOK
■チケットサイト:Peatix「日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン」のページ
わたしたちの「食べる」の向こうにいろんな世界がつながっています。
そして、その「食べるの向こう側」にある「種」をテーマにした映画「SEED」が6/29 に公開されています。作る人も作らない人も、その向こう側を考えるきっかけになりますように。
この#note は、 #週1note マガジンに参加して週に1度、たかはしの活動のサイドストーリーをお伝しています。第三期からは月曜日更新になりました!他のみなさんのnoteもチェキしてみてくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?