友達にお弁当をもっていく〜食べてもらう人を思うエネルギー
こんにちは、おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。「日常のごはん」の未来の姿をいつでも考えています。
2017年に起業して今年で3期目に突入しました。が!なんと事業で稼げてなくて、経済的に厳しい状況が続いており、いうときに切り詰めるのが食費!!
1. お金がないから食費を切り詰める〜自分で作る
料理つくれるクセに外食ばっかりしていたワタクシが人生でもっとも自分のために食事をお弁当を作るようになりました。その結果なにがおきたかというと、外食がほしくなくなった(笑)
自分が作るご飯が一番美味しいし・満足度が高いしクオリティも高い。贅沢な食材は一切使いませんが食べたいものが食べられる安心感が半端ない!知人でも料理ができる人々は「外で食べたいものがほんとうにない!」と言い切りますが、その心境があらためてわかるようになってきました。これは料理ができる人の特権でもあります。あらためて。
お金がないほうが食が豊かになるってなんだか不思議。
2. 友達との食事もお弁当持参!
それで、友達と「一緒にランチしましょう」という話になる機会に行きたいお店があればいいんです、が、そうでもないランチにお金かけたくないなぁ、、と思い出して、「だったらお弁当作っていきますから一緒に食べませんか?」という提案をするようになってきました。
で、先日、さとりゅう君が転職するので、いまのうちにランチに誘って!という声がけに応じてお誘いしてみて、、社員食堂潜入も狙っていたがこちらは現在NGとのことでやりとりで「多摩川沿いの公園でピクニックしようぜ」と相成りました。で、noteにも書いてもらっちゃった。
3. 誰か思って料理を作るエネルギー
やってみて「あ、これ案外いいなぁ」って思うようになって、それから機会があったら会う人にお弁当を作っていくというのをちょこちょこやってます。
そして不思議な事に、誰かに食べてもらうというだけで、あと一品、あと一品を作るエネルギがー湧いてきたことに気がついたのです。
料理を作る能力と作ることは違うと言いましたが、ここでもそれに気がついた。「食べてくれる人」の存在がイメージできると、料理がすすむ。面倒くさいとごぼうの泥落としも、おいしいけど気が重い長ネギのマリネもささっと作る元気が湧いてくる。
ああ、なるほど。家族のごはんを作るってこういうことだったのかもねと思いました。結婚しないとこういう体験できなかったんだよなぁ。
4. 女の料理スキルは血縁だけに向けた特殊能力だった時代がある
その昔、女が家庭に入り子どもを生み・家事をして家を守るという役割が与えられていた時代において、こういうスキルは血縁関係にだけ向けられるもので、とくに嫁入り前の女はそれを他人にやってはいけないという暗黙の了解みたいなものがありました。
料理(家事の衣食住を含め)身体を活かす営みを支えるというのは女にとっての特別な愛情表現の一つだったと思います。
令和の時代は「家族」という概念が、血縁という概念が今までよりずっとずっと大きくなっていて、だからあ、もう作りたかったら作ればいいんだなと思える自分に気が付きました。
5. そして一緒に食べる幸せ
さとりゅう君のときも、お外でぽかぽかいい天気で、おやさい料理をもぐもぐ食べながら「日常の食事のはなし」をしたり、つれづれなるままの時間を過ごしました。おだみきちゃんの分もお弁当つくってきたので、3人で一緒に食べました。
今日は、Yuiroのゆりさんと夕方のお弁当時間を。互いの近況を話しながらの食事の時間。食材のこと、料理のことを話しながら食べる食事は、外食まったくちがう体験!これ、やってみて初めてわかったこと。
↑火曜日にゆりさんと食べた穴子のお弁当。どんこのなめろう付き。
↑木曜日にえみちゃんと食べたのどぐろのソテーお弁当。
↑金曜日は、夜にかずみんのおうちでソイのアクアパッツァ。
家族じゃなくても、知ってるだれかを思って食事を作っていいし、一緒に食べていいし、その幸せを感じていいというのはなんという人生の贈り物なんでしょうか。食をとおしていろんなエネルギーの循環ができるんだなぁとあらためて感じている今日このごろです。
6. 上野で「日常の食事」を考える体験型のワークショップやってます。
こんなことを日々つらつら考えるているたかはしは、「日常のちょうどいごはん」について考えるワークショップを、月に2回上野で開いております。
日頃の食生活どどうすればちょうどよくなる? という、ご自身にあった「栄養バランス」の発見と出逢いと味わいをごきげんよく体験できる!お食事(もちろんスープ付き)+オリジナルのテキストブックにお土産付き。
参加された方はそれぞれに「自信がもてる!」と元気いっぱいにお帰りいただいています。呼吸が合うときにお越しいただき体験頂いてお役に立てれば嬉しいです!
【日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン】
7月27日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
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8月11日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
8月24日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月8日 (日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
10月26日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
11月10日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
11月23日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
12月8日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
12月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOK
■チケットサイト:Peatix「日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン」のページ
※グループフォローもぜひ。
わたしたちの「食べる」の向こうにいろんな世界がつながっています。
「食べるの向こう側」にある「種」をテーマにした映画「SEED」が6/29 に公開されています。作る人も作らない人も、その向こう側を考えるきっかけになりますように。
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