ありがとう2023、こんにちは2024_2023年ふりかえり
毎年、ふりかえりを兼ねて。新年のごあさつをと考える元日早々に能登半島地震が起こり多くの方々が亡くなられ、被災されました。そして、翌日に羽田空港での輸送機の事故が起こり心が痛む年の初めでした。亡くなられた方には心から哀悼の意を捧げます。被災された方々の日常がはやく戻られますことを祈っております。
2023年は感染症とやりたいことをやらせてもらった1年
4月に大学院修士2年になりましたが、この後どうする? が、研究計画もぼんやりしか立てられずその先の進路も見えず迷い焦りに焦った一年でした。
7月に母がコロナ陽性になり、私はその後に膀胱炎→コロナ陽性→マイコプラズマ感染&コロナ後遺症で年の半分くらいがこれに体力を削られる結果となりました。夏の猛暑は本当にこたえました。
この夏のタイミングで研究の方向性も出せずだったため、今年度の修了は見送りを決意しました。
一方で、2010年の1月から始まったコミュニケーションの探求を、、一度は研究と直接関係ないしと思って止めていましたが2023年1月に糸口となる書籍と出会いここから芋蔓式に道がひらけた一年となりました。そして、このまままたうだうだと1年が終わるのか?!と不安に駆られていたところ2023年の12月22日に見事に閉まった!(開いた?)という手応えを得ることができて13年にわたる探求の旅をようやく終えることができました。
なにをやってたねんと聞かれれば、人とつながっていく態度とはどういうものなのか? 無理がないマインドセットってどんなもの?というものです。これらはおおむね「できてる人は当たり前にできている」が、できてない・わからない人にはさっぱりわからないのです(私)。
2023年1月:『すべては1人から始まる』と出会ってしまった
これは、noteにも書きましたが「すべての人は自分の人生の主人公である」という世界観は自分がずっと解けなかった謎の入り口になりました。一人一人を尊重しつつ、すべての1人が共に調和をもって生きられる世界があると「ソース原理」世界線は自分にとってまさに光明でした。のちに来日した、ピーター氏には直接お目にかかれる機会を得るという幸運にも恵まれました。
2023年2月: 一人一人の個がコンフリクトしない世界ってどうやって実現するの?
このソース原理に辿り着けたのはよいものの、、、、「多様性っていうけど、一人一人が自分らしく生きたら摩擦が起きて社会が混乱するんじゃない?」と思うわけです。どうやって調和していくのかの具体策がわからない!のです。
そんな模索の中で出会ったのが、NVC(Non Violence Communication)という概念でした。ガンジーの非暴力主義についてCOTEN RADIO で語られていた話がすごくて”敵対している相手を味方につける”そのコミュニケーションスキルにその秘訣があるように感じました。
そんな中で読んだ本がこちら。あくまでも入門書的な位置付けですが、NVCと仲良くなるにはボリュームといいちょうどいい本でした。
2023年5月:哲学対話をのぞいてみる
ずっと気になりつつ、参加したことがなかった「哲学対話」に俄然興味が湧いてきて、その門を叩いてみることにしました。ちょうど学生向けの勉強会もある!また、デザイン・アート✖️哲学のワークショップが開かれているのもまた魅力的。
2023年6月: NVC初級講座を受けてみる
ご縁があってNVCの入り口の講座を受けてみました。が、体調がよくない中の受講だったり、よきメソッドでも伝え方・伝わり方で場が変わるということが身に沁みた体験になりました。
2023年9月:ザ・メンタルモデル Learning Circle受講
この流れで気になっていたザ・メンタルモデルの入り口の講座を受けることにしました。自分の痛みと向かい合うことの勇気をもらえたのはこのサークルへの参加が本当に励みになりました。
ザ・メンタルモデルといえばこの動画コンテンツが白眉です。どれか気になるお題を一つでいいから試聴してみてほしい。
2023年10月:『対立の炎にとどまる』を読む
自分史上、もっとも痛い読書でちょびちょびしか読めてなかったのですが、ラーニングサークルに勇気をもらって自分の痛みと向き合うことにチャレンジしました。やってみて、自分ってこんなに傷ついてきた、、けどそれをずっと無視して気がつかないフリをして生きてきた!ということに気がついたのです。そこまできたのは12月に入ってからですが。
2023年12月16日:研究発表会で発表
今年もデジタルハリウッド大学研究紀要に寄稿させていただきました。率直なところ体力がへろへろな中「原稿書く」と先生と約束していたので手持ちを振り絞って書いてみたという感じで。さらに研究発表をと促されて12月の研究発表会で発表させていただきました。
もう、よろよろでお恥ずかしい限りなのですが、これ何度か繰り返すことでできることとできないことがわかってきました。
せっかく大学院入ったんだし、研究を論文を!とそこばかり気にしていたのですが、立ち戻ってみたら何よりも自分は「食の課題を解決したい」という一心でここにきたんだということを思い出しました。(ここでかよ!)ここまで迷走していろんなところで助けを求めておりましたが、やっと原点に立ち戻ったという格好です。木原先生に遅い!と言われた。
なので、もう論文とか研究といった型にはめにいくことは横に置いて課題解決に向かって邁進すると決められました。
2023年12月22日:ありがとう2023年の日
この日は前後はガラガラなのに、ここだけなんで?!というぐらい予定が集中した日でした。どうしても行きたい勉強会やワークショップもあったのですが、この日は日中に中学生の方々との哲学対話、その後の対話延長戦、組織のネコカンファレンスで仲山がくちょに御礼を伝えないと今年が終われない!という思いでハシゴして品川のWeWorkにかけつけました。
ソース原理から始まり、一連の本の水先案内をしてくださったのが仲山さんだったからです。リアル仲山さんにお会いするのは久しぶりでしたが、愛香わず淡々と話していただいて「元気そうね」と言ってもらえてなんかいい1年だったなぁとしみじみ味わいました。
その後に、近くのロイホで勉強会仲間の秋山さんとごはんしながらさらに延長戦で話してみてようやく「人とつながる会話」の手応えが持てたんです。いや22日の全ての会話(対話)が、つながったという手応えがあったことに翌朝目覚めていて確かな感覚に変わっていました。
この1年、研究に直接は関係ないけど気になることを思い切りやらせていただいて、でもこれどうなっちゃうのかなぁとずっと不安だったのが「終わった!」という手応えに変わってました。もしくは「開いた!」という感覚です。これはもう本当に感動としか言いようがない体験でした。
そして、『対立の炎にとどまる』を読み終える
苦しかったこの本を最後まで読み切って、ああ、これでなんだかやっていけそうという希望になりました。
今だから言えますが、ずっと絶望の中で生きていてだからといって「絶望してます」って言ったってどうにもならないじゃないですか。希望が見えた時にやっと「絶望してました」と言えるようになったのです。
この「自分の絶望」に気がついて知れたということが希望になりました。
2023年をふりかえって
なにかが解決したとかわかった!というよりも、「自分が何がわからないのか?」がわからなかったのがわかった!という感じです。今まで「わかったフリ」をしたかったし「気がつかないフリ」を無意識にしてきたのでした。
そして、ずっと「わからない自分」「うまくやれない自分」を自分自身がギタギタに傷つけて脅して、ブレーキを踏みながらアクセルをふかすみたいな生き方をしてきたことに気がついたのです。今更かよ!というお声もあるとは思いますが、案外こういうのって死ぬまでわからないこともままあるはずなのでわかったのでよかったねということにします。
2024年は自分にやさしく
ということで、まだまだ新しい世界が見え始めたばかりの初心者で慣れないところもあり無意識に自分を責めたくなる場面は多々あると思いますが「自分に優しく」をキーワードにしてまずは多様な存在の自分自身を受容することをやっていきたいと思います。
そして、今年こそ修士修了に向けて活動とアウトプットをしていきます。
今までこんな私に温かい眼差しと励ましをいつもくださってる方々に心から御礼申し上げます。そして、今年もよろしくお願いいたします。みなさまにとってよき2024年となりますことを心よりお祈りしています。