骨の位置を触診できる?
こんにちは。STUDIO RのKeikoです
個人的にはセルフメンテナンスを細々とやりながら
今年は気分的にも開放感があり、新しい発見も多かったので
私なりに満足。
新しいインストラクターの皆さんとの出会いも多く、
ご質問で意外と多かったのは、
お客様の効果をなかなか上げられない
効果が長続きしない。でした。
インストラクターさんに伝えた2つの課題
自分の骨格の骨の位置関係の認識
マシンの特性とお客様の骨格、骨(関節)の位置関係の認識
例えば、
「胸郭下部を閉じて締めましょう」とマニュアル書いてあれば、
そのように指導してしまい、結果的に上手くいかない
という場面が多いようです。
まずは
「自分の骨格の骨の位置関係の認識」をすること
自分の肋骨の位置を触診して、他の骨の部位との距離感、関係性を
知っておく必要があります
私は胸郭が長く(ロングトルソ)で腸骨稜の高さが高い位置にあります
つまり、下部肋骨と腸骨稜までの距離が短いです
胸椎はロングカイホーシスがあり、細かな蛇行(側弯とは言わないが
側屈や回旋)がいくつかの部位に存在しています
このような位置関係でマニュアルのように胸郭下部を閉じ、締めた場合
息もできないですし、脊柱はほとんど動かす事ができません
かつ、そんなに中軸に力を込めたら
四肢はさらに自由に動かすことができなくなります
なので、マニュアルで求めたい状況と自分の骨格の位置関係で
同じような効果を期待するにはどのような方法で行うのが
良いのかを研究しておく必要があります。
次は、お客様の骨格の位置を確認し、その方がどのようにする事が
望ましいか認識した上でエクササイズを伝えることが
大切になるんですよね。
2つ目に
位置関係がわかったとしても、今度はマシンを利用した場合です
マシンの特性とお客様の骨格、骨(関節)の位置関係の認識
これをセットに考えていく事が追加されるんですよ😄
マシンといってもピラティスでは様々なものを使います
団体やいまやマシンを製造する会社までありますから
それぞれの角度、強度、幅、距離感、負荷など異なります。
骨格の位置関係が認識できたら、
マシンとの相性を観察していきます。
マニュアル通りに教えるリスクもあることを知っておく
自分の骨格を知ること、相手の骨格を知ること
扱うマシンを知ること。マニュアルに書いてある意図を知ること。
マニュアル通りに脚を締めるのか、腰のアーチを作った方が良いのか
マットにつけるべきか、胸郭を閉じるべきか・・・・
というのはきちんと判断してから指導できるようにしたいですね
プライベートレッスンならば身近に観察できますし
個別に伝えることもできますが
グループクラスになるともっと観察、指導に用いる用語は
インストラクターのスキルが試されますね~
2023年もあと1ヶ月をきりました。
様々なことをインストラクターの皆さんと共有できて
良かった年でもありました。
来年はもっと、もっと!?