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生活習慣を見直してみましょう

こんにちは、イケダです。

新型コロナウイルス感染症の影響により、生活スタイルが大きく変わった方々も少なくないと思います。

今回は、生活習慣が変わった、変えようかなという方々にとって、良い方向に修正できるよう、「生活習慣病」についての基本的なところをお話致します。


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生活習慣病という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますし、企業の健康診断等でも「生活習慣病予防健診」というものもあるので、よく知っている方もいるかもしれませんが、是非、再確認してみてください。

生活習慣病とは

その名の通りですが、生活習慣が原因で起こる疾患の総称です。食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症となる様々な疾患のことを総じて言う名前です。生活習慣病と言う名前の病気ではないということですね。

1996年頃までは、「成人病」と呼ばれていましたが、成人でなくとも発症の可能性があることや、成人でなくとも生活習慣の改善により予防することが可能であるという理由から、厚生省の提唱により、「生活習慣病」へと改称されました。外食や飲酒が減った今こそ、食生活のおおきな見直しが図れるのではないでしょうか。

加えて、密を避けるべく喫煙所の多くが閉鎖されております。このタイミングで禁煙にチャレンジするのも良いかと思います。

今回の新型コロナウイルス感染症の流行により、病気を「予防する」という感覚が今まで以上に芽生え、意識するようになったと思います。これは感染症に限らず、生活習慣病においても「予防する」「予防できる」という意識が大事という点では、同じこととも言えます。いかに普段の心掛けが大事かということですよね。

また、生活習慣病は自覚症状のない疾患も多く、予防への意識だけでなく「早期発見」ということも大事な要素のひとつですので、定期的な健康診断、受診も併せて行いましょう。

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生活習慣病には、どんな疾患が含まれているか?

生活習慣病に分類される疾患としては、 肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、高尿酸血症、大腸癌、肺扁平上皮癌、慢性気管支炎、肺気腫、アルコール性肝障害、歯周病などがあります。

患者数が多いことから、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病と言った生活習慣病が特に注目されております。       

■糖尿病:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-002.html

■高血圧:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html

■脂質異常:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-004.html

       
これらの疾患は、患者数が多いだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる動脈硬化症と密接な関係があります。脳梗塞や心筋梗塞の発症が恐いことは、皆さんも十分にお分かりのことと思います。   

生活習慣病は、日本人の3大死因である

がん、脳卒中、心臓病

など多くの疾病の発症や進行に深く関わっていることが明らかになっています。

内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより心臓病や脳卒中などになりやすい病態をメタボリックシンドロームと言い、こちらも多くの人がなりやすい病態の一つです。        

■心筋梗塞など  

生活習慣病については、今回の添付内容を含め、様々な情報がこちらに掲載されております。       

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic
「e-ヘルスネット(厚生労働省)」                  


今回は、生活習慣病を少しでも知ってもらうこともそうですが、生活習慣を見直すきっかけになり、予防につながればと思っています。            

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気を付けるポイント

喫煙をしない
毎日朝食を食べる    
身体運動スポーツを定期的に行う   
栄養バランスを考えて食事する
間食をしない                
適正体重を維持する         
毎日7~8時間寝る

大きくは、上記のような内容が良いとされています。     

先にも述べたように、新型コロナウイルス感染症の影響により、生活が大きく変わった方は多いと思います。

外食が減り、自炊が増えたなど、まさに食生活の見直しです。その中でさらに、栄養バランスを考える回数や時間帯を考えて、より良い食生活を目指しましょう。

生活習慣病予防レシピなども色々なサイトで紹介されています。医学的に効果がある、無いの話ではありませんが、料理を作る楽しさという点は、そうしたところを参考にするのも食生活改善の1つの方法と言えるかもしれません。       

楽しく生活が改善できれば一番良いですよね。                

運動やスポーツについては、ジムの閉鎖や室内競技、集団競技の自粛など、良くない方へ生活が変わってしまった方が多いと思います。ウォーキングやランニングなど、感染予防をしっかり行ったうえで、且つ感染リスクがないかをしっかり確認したうえで、行える運動を見つけるしかない状況です。

こちらも楽しめる良い運動があれば是非紹介したいところではあるのですが・・ ・「ステイホームで楽しめる運動」というカテゴリーでも色々なサイトに掲載されております。子供向けや高齢者向けが多いのですが参考にしてみても良いかと思います。             

睡眠時間については、在宅ワークになった方はこれまでに比べてしっかりと取れるようになったのではないでしょうか。適度な睡眠を取り、身体も心もしっかりと休めましょう。

たとえ余裕ができたとしても、変な時間に寝る習慣や寝すぎてしまうような習慣がつかないようには注意しましょう。外出できないことでのストレスもありますので、運動と同様に良い解消方法を早く見つけるよう意識してみましょう。

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ご自身のライフスタイルに合わせて


また、「予防」と同様に「早期発見」もとても大事です。この時期ですと、会社に勤務している方は既に今年度の健康診断を受けた方が多いと思いますが、再検査でないから安心ではなく、各数値をしっかり見直し、去年と比べてどうか、基準値と比べてどうかなど、自身の体調をしっかり把握し、気になることがあれば、かかりつけ医に相談してみましょう。

会社に勤めていない方も、所属の健康保険組合によってはご家族の受診も補助されることもあります。特定健診など公費で受けることのできる健康診断もありますので、お住まいの区のサイト等をチェックしてみましょう。(今年度は終了してしまいました…)            

毎日、自分の生活サイクルより家族の生活サイクルに合わせて忙しく働く主婦の方にこそ、しっかりと定期的な健診は受けてほしいと思います。

子育てや家事でなかなか時間が取れず、何年も健康診断に行っていない主婦の方も多いと思います。ご家族、特に旦那さんはしっかりフォローして、奥様にも受診を勧めてあげてくださいね。            

自営業の方なども同様です。休みなく働いている方も多いと思います。生活習慣を変えることが難しい、毎日忙しく働いている人、しばらく健康診断を受けていない、そういった人ほどこそ、しっかりと定期的な受診をしてほしいと思います。                   

これから健康診断を受診される方もA・B・Cの各部判定、総合判定だけでなく、数値の部分も意識して見てみましょう。数値が良ければ、引き続き今の生活習慣を維持し、より改善できるところは改善するよう意識し、数値が心配な方は生活習慣の見直しを考えてみてください。 

もちろん、判定が良くなければ再検査でなくとも、かかりつけ医に相談することは大事なことです。                   

当院でも生活習慣病についてのご相談を受けておりますので、お気軽にご来院ください。健康診断も受診できますので、お勤めの会社の健康保険組合が当院に対応しているかご確認のうえ、ご予約下さい。 

協会けんぽの方もご受診は可能です。

もちろん自費にて健診をしてみようという方もお気軽にお問合せ下さい。



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