新潟県中越地震20年を覚えて
新潟県中越地震とボランティア活動
20年前の2004年10月23日午後5時56分、新潟県川口町(現長岡市)を震源とする新潟県中越地震が発生しました。当時の十日町教会は新井純牧師が牧会されておりましたが、震災から2日後に教会にボランティアセンターを設置して地域に根差した被災支援活動を展開されました。
その年の冬は大雪に見舞われ、雪掘りボランティア活動が開始され、現在に至るまで雪掘りキャンプという形で続けられています。多くの青年が雪国での生活を学び、また各地で発生した災害とその支援活動を学ぶ時を重ねています。これが新たな災害が発生した際の各人の支援活動へと繋がっています。
追悼コンサート
新潟県中越地震から20年という節目に十日町教会は新潟地区の支援を受けて追悼コンサートを開催しました。前半の部では新潟県中越地震と十日町教会のお話、当時の職員たちが子どもたちを励ますために作った「おうちがゆれた」の合唱、新潟地区の災害支援活動を紹介し、地震の発生した時刻に合わせて黙祷と祈りの時を過ごし、後半は佐渡出身で篠笛とうたの田村優子さんによる癒やしのコンサートを行いました。
多くの方に来場頂き、改めて震災当時のことを思い起こしつついまなお傷が癒えていない方々、また年明け直後に発生した能登半島地震の被災者にも心を向け祈るひと時でした。
このために出演してくださった田村優子さんはじめ、新潟地区の災害支援活動の紹介、金山節のジャンベを担当してくださった新潟教会の長倉望牧師に感謝いたします。十日町教会元牧師の新井純牧師の東日本大震災での働きは聞いていて感じるものが多いにありました。
外に開かれた教会
十日町教会は「外に開かれた教会」を大切に活動しています。先年はコロナ禍によって多くの活動を制限されることを余儀なくされましたが、アフターコロナの時代、再び「外に開かれた教会」を目指して今回の追悼コンサートのように地域に教会を開く活動を開催したく思います。
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