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便秘の病因を探る・・・

東洋医学(中医学)から見た便秘の原因(病因)はいくつか上げられます。本来ならばその病因をみつけ、それを改善する漢方薬や薬膳を処方するべきです。

しかし、現実には、下剤を服用しとりあえず出せばいいということで対処されている方がほとんどではないでしょうか。原因が明らかでない上に、下剤で無理やり出すという方法は、どう考えても身体にとっては良くないことは察しがつくと思います。

また、漢方薬で処置されている方も、その病因を明らかにしないまま、便秘に効くと言うキャッチフレーズで漢方薬を購入されている方も多いのではないでしょうか?少なくとも、便秘の状態にある身体と向き合い、正しい処置を探求し処方するべきだと思います。

まずは、便秘の病因となるものを上げていきます。

1,熱性便秘 2,気滞便秘 3,冷性便秘 4,気虚便秘 5,血虚便秘 6,陰虚便秘 7、陽虚便秘

です。

7つの病因が上げられていますが、ざっと見て気づかれた方もいらっしゃると思いますが、その方の体質やその時の身体の状態により区別されていると見ることができます。

例えば、1,3ですと身体が熱を帯びているか冷めているか?

2、4ですと気が滞っているか、不足しているか?

5は血が不足しているかどうか?

6,7ですと陰の状態か陽の状態かで、どちらが不足しているか?です。熱を帯びているか冷めているかの、1,3に近く、6,7は体質が陰陽の状態でどうかというところだと思います。

以前にコラムで少し触れましたが、気血津液のバランスがうまく保てていれば人は健康でいられるのですが、まずはこのバランスが崩れていて、気血津液のどこが崩れているのかですね。

あとは陰の体質なのか陽の体質なのか?熱を帯びているか冷めているか?のチェックで、どこに原因があるのかは見えてきそうです。

明日は、そのあたりを詳しく話せればと思います。