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生薬の附子は危険なの?

さきほど、東京から神戸に戻って参りました。

昨日、今日と都内で中医学・薬膳の研究科の講義がありまして、受講しておりました。

ちょうど、季節が冬と言うこともあり、何かと腎が気になる季節です。

私の方も、冬だからというわけではなく、歳をとったからということなのか、1年くらい前から腎が気になっております。どうしても、身体で言うと、下の方が気になってくるんです。

それで、やはり気になりだした1年くらい前から、1日の摂取量の2/3だけ牛車腎気丸を服用しております。
たまたま、同じ時期に母が膝が痛いと申しまして、牛車腎気丸を服用させたのがそもそものきっかけです。
おかげさまで、母はまもなくすると膝の痛みは取れました。私の方も調子がいいのです。

正直、牛車腎気丸!効くなぁという感想です。

それで、昨日今日の講義で、やはり冬らしく腎の話しのときに、腎に作用する漢方の話しが出て、六味地黄丸、八味地黄丸、牛車腎気丸の話題になりました。

ご存じの方もいらっしゃるかもですが、八味地黄丸と牛車腎気丸には「附子」いわゆる「トリカブト」(写真はトリカブトの花)が含まれております。トリカブトは毒劇薬で摂取量により殺傷能力があります。
もちろん、漢方薬の含有量は微量ですし、毒となる成分は排除し加工されています。

しかし、先生に尋ねると、症状が収まったら、牛車腎気丸から八味地黄丸に切り替えるべきとのご指摘を受けました。ちなみに、八味地黄丸も附子は入っていますが、影響はかなり少なく、六味地黄丸だと弱すぎるとのことでした。

母はトリカブトだとは、絶対に知らないのですが、どうやって八味地黄丸に切り替えさそうかちょっと苦慮しております(笑)。

私自身も量は少なめでしたが、いったん切り替えようかとも思っています。

身体にはやさしい漢方薬ですが、使うときの症状に合わせた用法用量は、しっかり頭に入れておきたいですね。

しかしまぁ、牛車腎気丸は効くんだよなぁ~、さすがトリカブトです、はい!(笑)