<漢方薬>高麗人参の成分(ジンセノサイド)を消化吸収するために低分子化して腸内細菌のエサにするとな!?
昨日まで高麗人参を見てきましたが、今日は昨日の続きですが、高麗人参に含まれる成分、ジンセノサイドという配糖体を腸内細菌がエサにしてくれないと代謝されないと言うところで昨日は終わっていました。
実に日本人の70%が十分に高麗人参を有効に利用出来ていないと言うのです。
もちろん、ジンセノサイドと言う配糖体を消化するビフィズス菌や乳酸菌が腸内に棲息していなければ、食物やヨーグルトから摂取すれば数日で腸内にて機能してくれそうですが、実はもっと手っ取り早い方法があるのです。
要するに人の腸内で消化吸収しやすくするために、人工的にジンセノサイドを低分子化すると言うのです。こうすれば、腸内細菌の働きに依存しなくても、腸から体内に吸収されやすくなります。
これにはジンセノサイドを発酵させたり、酵素処理させたりして低分子化しうる方法で、いくつかの製薬会社やサプリメーカーが取り組んで商品化しています。
高麗人参は漢方薬に含有されていたり、高麗人参そのものを煎じて飲料にしたり、様々な方法で摂取されていますが、もし効き目がないなとお感じになりましたら、ジンセノサイドを発酵や酵素の力で低分子化されたサプリメントを飲用されるのも一つの方法かと思います。
漢方薬に含まれるほとんどの生薬に言えることですが、生薬の有効成分を体内に吸収する腸内細菌が存在しないと、効き目が薄いということを念頭に置いて服用すべきかなと思います。
こう考えると、漢方薬が良く効く人とそうでない人がいることが、はっきりと理論づけられますね。
いやはや、改めて、腸内細菌恐るべしと言うところでしょうか!?
画像は、高麗人参のイラストです。