見出し画像

講談社の文庫とコミックの例のアレ(追記あり)


講談社の文庫とコミックシュリンクパック(フィルム包装)がかなり定着してきました。
因みに、コミックのフィルム包装開始は2013年。
文庫は2021年4月からとのこと。

販売している側としては、正直コミックのシュリンクをかける手間が省けてとても助かっております!
講談社コミックの新刊発売時は、棚の番号を付けて店頭に出すのみなので、業務効率がとても上がります

中には『きのう何食べた?(通常版)』のように装丁が特殊な紙(破れやすい等)を使用しているものは、シュリンクされておらず、店舗でかけております。


最近では『GIANT KILLING』もシュリンクされるようになりました。



では、なぜこのシュリンクが講談社(竹書房などの一部コミックスも)の文庫とコミックでされるようになったのか…。

文庫のシュリンクに関するこんな記事が数年前に。



出版社と書店にとっては商品が汚れず、商品管理がしやすいメリットがあり、お客様も綺麗な状態の商品を購入することができます。

書店側で開けて販売することは問題ないとのことですが、しかし、このフィルム、物によっては非常に開けにくいのです。数年前まではフィルムに点線がハッキリとあり開けられたのですが、ここ最近の物はパリッとできない…。
数年前に公式さんがフィルムの開け方動画を上げてくださってますが。
僕も接客中カッピカピに乾燥した手ではまるで開けられず、湿りすぎててもできず…絶妙な手の状態でないと開けられないのです。
開けられる確率はコミックは15%くらい、文庫は0%です。(追記:最近ほんのすこーしだけ文庫の開けられる率が上がりました!5%くらいに(笑))

お客様の前で本を湾曲させるわけにもいかず…もう少し開けやすくはならないものか。

文庫に関しては手軽に試し読みというか、あるじゃないですか。背表紙のあらすじだけじゃなく、どんな文章とか、文体とか、始まりはこんなか〜とか。

フィルム包装されているとその確認ができないのです。コミックと違って小説は中も確認する必要があるんですよー。

まぁ、かくいう僕はコミックの表紙買いで多々失敗しておりますが…。表紙と中身の作画の違いとか。


買い手としては、文庫に関しては美品なことだけで、残念ながらメリットは少ないですね。

公式さんもコミックの開け方はあっても文庫の開け方はないよう…?おそらくコミックと同じかと思いますが。(追記:開け方はコミックと同じでした。文庫は裏表紙中央下あたりから開けられました。が、うまく開けられるかは別問題です(笑))

業界的に色々と効率化などでよりよくなっても、消費者にとって不便を感じることは、読書離れにつながるのでは?


はて?



*


いいなと思ったら応援しよう!