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2023北海道マラソン参加記

昨日、北海道マラソンに参加してきました。
昨年の松本マラソンからほぼ一年ぶりのフルマラソンでした。昨年、コロナ中断していたマラソンを3年ぶりに走り、あまりの辛さにもうフルはやめようと思っていました。

そこで、ハーフに専念して、今年は3月に名古屋シティマラソン、そして4月に岐阜清流ハーフマラソンに参加。比較的スムーズに走れたので、マラソンシーズン初めの北海道マラソンにエントリーしました。

それまでは、ハーフのための練習で月間100キロ前後で走っていたのですが、北海道マラソンにエントリーしてからは、月間150キロまで距離を伸ばしました。いつもは、途中で足を怪我したりして、中断することがあるのですが、今回は、比較的順調に距離を伸ばしました。特に7月ー8月の酷暑の中でも、週に4〜5回ほど6〜10キロを走っていました。

そういった準備の上で、北海道マラソンに参加しました。内心は、自己ベストを狙う気でいました。ところが、マラソン当日朝は、北海道にしては異例の32度。そして湿度もかなり高く、とてもマラソンのコンディションではありませんでした。

案の定、あまりの暑さでハーフを走り切ったところで、完全にエネルギー切れとなり、ここで棄権しようと歩き始めました。回収してもらうためのバスを探すと、すでに通り過ぎた場所であると聞き、コースを逆に歩き始めました。

そんな中、後続のランナーが一生懸命に走っているのを見、また、沿道の人たちやエイドステーションの人たちから「がんばれ!」との声援を受け、気を取り直してまた走り出しました。これまでは自己記録を狙っていたのですが、ここからは完走だけを目指した淡々とした走りに切り替えました。

折り返しを過ぎたところから、雲行きが怪しくなり、雨が降り出しました。30キロを超えたあたりからは、強い雨となり、最後は雷鳴が轟きました。そんな中で、ビジョ濡れになりながら、エイドステーションの人たちが、水やスポーツドリンクを配り、また沿道の人たちも雨の中でも応援をしてくれました。沿道の方が配ってくれたミニトマトが最高に美味しかったこと。

雷の中で、北海道大学のキャンパスをゆっくりと走り抜け、何とかゴールに辿り着きました。

記録は、これまでのワースト2位でとても残念でしたが、やはりFinisherのタオルを掛けてもらえたのは感慨深いものがありました。マラソンは記録だけでなく、完走することが喜びとなることが改めてわかりました。これが、21キロで途中棄権し、Finisherタオルを掛けた人たちの間を歩いている姿を想像するととても惨めだったと思います。

こんなことで、せっかく練習してきたのに、散々な結果に終わった北海道マラソンでしたが、今回のことにめげずに、11月に富士山マラソンに挑戦する予定です。

今回、北海道に向けた飛行機の中で読んだ田中宏曉さんの「ランニングする前に読む本」に書いてあった「スロージョギング」のメソッドを使って準備したいと思っています。

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