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自己肯定感とアダプタビリティ
数年前からよく聞かれるようになった「自己肯定感」という言葉。
多くの方が聞かれたことがある言葉かと思います。この言葉の定義は、
Wikipediaでは、「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」とあります。
一言でいうとポジティブに自分を捉えるということですが、これはネガティブな気持ちから逃げるものではなく、ネガティブな面も含め自分の現在のありのままを受け入れて肯定的に捉え直す「自己受容」が自己肯定感を高めるには大事なポイント。臨床心理学者のカール・ロジャース氏は、
「興味深いパラドックスがある。それは、自分の現在のありのままを受け入れる時、自分が変わるということだ」と述べております。
つまり、ネガティブな感情を感じている自分も含めて見つめ直し、受け入れた(自己受容)した時にポジティブに「変わろう!」という準備が整うのだと。
自己受容することが、自己肯定感を高めるには必要なプロセスであり、変化の呼び水になるのですね。※自己受容と自己変化の関係性は最近の研究でも示されております
プロティアン・キャリアでも実は、同様のことを言っています。プロティアン・キャリアにおいての”キャリア”とは、「過去の全ての経験の集積であり未来戦略」、田中研之輔教授も繰り返しお伝えしておりますが、「過去の全ての経験はキャリア資本として蓄積されるとし、過去の人生全てを自己受容する考え方」がプロティアン・キャリアであり、その前提があるからこそ、変幻自在なキャリア形成が可能となるのです。
自己肯定感とプロティアン・キャリアでいうアダプタビリティは実は繋がっていたんですね。
上司はメンバーに変わってもらいたい気持ちがあるのであれば、メンバーの過去にポジティブな意味付けを伝えてあげる事がメンバーが変わりだすきっかけになるのかもしれません。
#プロティアン・キャリア
#新しいキャリアの見つけ方