北海道の大晦日はおせちを食べる
少し時事からは遅れますが、みなさんは「おせち」っていつ食べますか?
大体の方は元旦ですよね。
実は北海道(と東北の一部地域)では、大晦日の夜からおせち料理を食べ始める習慣があるんです。私が北海道出身なのでおせちは大晦日に食べる派だったのですが、本州に来てからはその文化の違いに気づきました。
大晦日におせちを食べる理由
なんでだろう?と思い調べてみると、大きく2つ諸説があることがわかりました。
1.旧暦説
旧暦は日没から1日が始まるという考え方だったらしいんですよ。そしたら、12月31日の夜からは新年になりますよね。ということで、旧暦の元旦におせちを食べていたというロジックのようです。
2.年取り膳説
もう1つの説は、「年取り膳」の名残りから、おせちを大晦日に食べるようになったという説です。
「年取り膳」とは、大晦日に1年の無事を歳神様へ感謝し、新しい歳神様をお迎えするためにお供えした膳(豪華な料理)と同じものを家族で食べてお祝いする風習のようです。これが元となり、おせちを大晦日に食べるようになったんでしょうかね。
2'.おせちの起源
じゃあ、そもそも「おせち」の起源って何だろうと調べてみると。
弥生時代まで遡りますが、当時中国から「節(今の日本でいう「月」のような概念)」を季節の変わり目とする暦の文化が伝来した際に、「節」ごとに収穫を神様に感謝する「節供」といわれるお供え物をする風習が生まれたようです。そして、「節供」として供えた作物の料理を「御節料理」と呼び、おせち料理の元になったとのことです。
ちなみに、おせち料理が正月に食べるようになったのは江戸時代からのようです。
じゃあ、正月は何を食べるのか
じゃあ、元旦には何を食べるんだって話ですが、我が家ではおせち料理の残りやお雑煮、煮物等を食べています。他の北海道の家庭でも同じように正月を過ごしているところが多いようです。
ですので、北海道では正月より大晦日の方が食事が豪華になる傾向があるようですね。
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今回はここまで!
なんとなく気になっていた地元北海道の大晦日の風習だったので、これを機に少し調べてみました。参考にした記事のリンクを下記に置きましたので、もしよかったらそちらも見てみてください。
それでは~