あれもそれもこれだって実は大事なのかもよ
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
「“それ”をやるうえで大事にしているモノは何ですか?」
他者と協働する際に、この“問い”がいつも頭の中に浮かんできます。
もちろんこの“問い”を投げかける前に“大事にしているモノ”についての話をしてくれる方にも時々出会いますが、それ以上に“大事にしているモノ”についての話をしないし聞かないまま“協働”が始まっていく状況の方がたくさん存在しているような気がします。
同じ会社じゃなかったり目指すところが同じではない者同士が“協働”をするにあたっては、「みんなでする“協働”の目的は何か?」ということを明確にしてみんなで共有するところからしか本当の意味での“協働”は始まらないんじゃないかと考えています。
これはつまるところ“組織の三要件”の話であって、“協働”する以上は“組織”になる必要があるし、“組織”になるのであればメンバー全員で“三要件”を実現しなければ円滑にはなりませんし、“三要件”を実現しなければ“組織”として高いパフォーマンスを発揮することはできないので、それは結局、「組織の三要件が実現できなければ“協働”ができない状態である」ということになってしまいます。
であれば、“組織の三要件”を実現するためにもまず最初にしなければならないのは、そこに参画する人それぞれの“思い”の部分でもある「自分が“大事にしているモノ”についての話」をしなければ、そもそも“この協働”に対してどんな思いがあるのかもわかりませんし共有することができません。
そんな状態で、もしも「俺たちは仲間だよな」なんてお互いに思ってしまうんだとしたら、たまたま偶然に「わかり合えた」が発生するのであれば何も言うコトはありません。
でも「わかり合えた」が発生しなかったとしたらどうなるのか?
諍いや揉め事やいがみ合いや足の引っ張り合いや「アイツのこと気に入らないから協力しません」なんてことが起きてしまうのかもしれませんし、そうじゃなくても少なくとも「現状と同じようななんだか上手く物事が進まない状態」のままやるしかないし、その状態を“協働”と呼ばざるを得なくなってしまいます。
だけど、「1+1=2」になるのであればまだどうにか進むのかもしれませんが、それだと“協働”と呼べるような状態からはちと遠いんじゃないかと思いますし、そもそも「1+1=2」にすらなっていないからこそ諍いや揉め事やいがみ合いや足の引っ張り合いや「アイツが気にいらないから~」なんてことが起きているわけですから、それらも全てひっくるめると「そんなの“協働”する意味ないじゃない状態」と言えるような気がしています。
だからまずは“協働”するにあたってそれぞれに「“それ”をやるうえで大事にしているモノは何ですか?」という“問い”を投げかけて、それについて語ってもらうところから始められるととっても良い具合に“協働”するための土台が整っていくでしょうし、そのうえで“組織の三要件”を実現していくことも容易になっていくだろうと考えていますし、これまでの経験上からもそう確信しています。
人と人が集まって何かを成し遂げようとしているんですから、それぞれの人がそれぞれに「大事にしているモノ」について語り合いお互いに共有し合っておければ、平常時はもちろん、“いざ”という時には尚更“協働の力”を発揮しやすくなるんじゃないかな、なんて思っています。
もちろん「最初が肝心」なんだとは思いますが、もしも途中であっても「気付いた時が最速のタイミング」なんですからすぐに取り掛かってみれば少なくとも「やらなかった今まで」と「やってみたこれから」の比較はできると思うので、あとは「やるかやらないか」の話になってくるのかもしれません。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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