GFXとGFレンズのコッテリ感
GFXを買って、今まではマウントアダプターでハッセルブラッドのレンズを使っていたのだが、ようやく純正レンズの中で最安の「GF 35-70mm f4.5-5.6 WR」が届いたので、使ってみたのだが、とにかく驚いた。
まぁまず解像力が高いのは言うまでもない。コクーンタワーのようなビルを撮れば、その網目がしっかり一つ一つ解像している。
ただこの解像力の高さはセンサーの1億画素の威力ともいえるだろうが、一番驚いたのは空気感かもしれない。
GFXで写真を撮って、空気感をとても感じるのは、このGFレンズを使った時が初めてかもしれない。
ハッセルのレンズが悪いわけではなく、あちらはカールツァイスの力か柔らかく映る。だが空気まで切り取れているのかと言われるとそこまでは至っていなかったと思う。
GFレンズという純正レンズだからこそ切り取れる空気、そして色の深みがコッテリとした、しかしながら胃もたれしないような上品な写真を生み出しているのだと思った。
こうなるとGF80mmf1.7が欲しくなってくるが、いきなりレンズで20万越え(X-H2とカメラのボディが買える)の値段。とてもすぐには手が出ない。
だが、いつか手にして写真を撮りたいと思わせる魔力がGFレンズにはある。ご利用は計画的にいきましょう。
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