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その株いくらで買いますか?

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ゴールドマン・サックス勤務だった頃、世界で上位を争う収益を叩き出していた株式運用部でグローバルヘッドに言われたこと。 「安く買って高く売れ」 よい会社でも、きちんと安く買えて…
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2021年5月の記事一覧

コロナの打撃があるのに株価が堅調な会社をどうみるか(ディズニーランドの例)

企業業績について、株式市場の見方とは全く異なるトーンの報道が行われることがあります。「東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの先行きが見通せない。」とし、今期の黒転は可能との見方を紹介しつつ、コスト抑制など懸念が多いとしたのは今朝の日経報道です。 実はオリエンタルランド(OLC)の株価は「先行きが見通せない」というような水準には全くなっておらず、OLCは値上げができる会社だとして、至極健全な成長を織り込んでいます。 もちろん、足元ではコロナの打撃は深刻です。入

弁護士ドットコムの株価はなにを織り込んでいるのか?

ファンダメンタルズ投資の成否を分けるカギ。ひとつだけあげるとしたらそれは、市場織り込みと自分の予想の比較です。 ビジネスや学問から芸術に至るまで、優れた成果をあげる人はまず他者の積み上げに学び、そのうえで独自の方向性を見出すもの。 投資判断も同じです。株価とは他の投資家が考える将来見通しの集約で、投資判断の第一歩は、これと比べて自分はどう思うか。まず、市場がどのような将来を織り込んでいるかを把握しなければいけません。 目指すべきは、投資対象の会社が市場織り込み以上の実績

今日の株価が「買い」の会社は何%ある?

投資を本職としない個人にとって、長期投資を成功させるのにかけられる時間は限られます。一体、「買い」の会社を見つけられる確率は、そもそもどのくらいなのでしょう? プロ投資家は何百〜何千億、場合によっては何兆円という資産を運用します。預り資産が多いため日次取引金額の少ない銘柄は手掛けにくく、上位500社しか相手にしないというファンドマネジャーも珍しくありません。 一方、個人投資家の強みは運用資産の少なさです。一見不思議に思われるかもしれませんが、運用資産が数百万円から数億円し

四季報の夏号発売日(6/18)までにやっておきたいこと

株式投資を5年、10年と続けているかたで四季報を見たことがないかたは少ないと思います。四半期毎に発売され、まるでレンガブロックのようなこの本は、各号45万部も発行されているそうです。 法人割引もありそうですが、仮に一冊2000円、取次/小売マージンを3割と仮定すると、出版社の売上は25億円ほどではないでしょうか。東洋経済新報社は20.9期の売上高が113億円ですから、四季報は全社売上の2割を占める、まさに屋台骨を支える出版物といえるでしょう。 決算短信は期末日から45日以