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選ばれるセラピストになるために 理学療法士
今回は選ばれるセラピストになるための提供できる価値についてまとめていきます。
ビジネス場面における価値の種類は情緒的価値と機能的価値があると言われています。
その中で情緒的価値とは顧客が商品やサービスに抱く感覚的・精神的な価値のことです。
商品やサービスを購入、利用、所有することによって得られる幸福感や優越感、ワクワク感を指します。
機能的価値とは商品やサービスそのものの機能や性能面についての価値です。
車で言うところの馬力や燃費、操作性など具体的な性能を指します。
これらを臨床に置き換えると
機能的価値はリハビリテーション自体の質であり、効果や反応に類似すると考えます。
情緒的価値はセラピスト自身の魅力であり、性格や立ち居振る舞い、誠実さなど人間性に近いものが類似すると考えます。
そして、これらは片方が優れていればいいわけではなく、両方の価値の大きさが大きいほど対象者にとって選ばれる可能性が高まる基準になるように感じます。
そして、物を買う消費者がどちらの価値に重きを置いているか違うように、対象者でもどちらの価値を重要視するかはコミュニケーションを取らなければわからないこともあるため、問診の中から引き出すことが必要であると思います。
そして、これらを考えると機能的価値を高めるために自己研鑽をして、理学療法の質を上げる努力をすることが必要です。
そのために研修会や実技練習をするなどの具体的な行動目標とそれが臨床において効果的であるという結果が必要になると思います。
また、情緒的価値を高めるためには潜在的ニーズを把握し、相手の思考を理解して言語化できる能力や自分自身の振る舞いが適切か認知できるメタ認知能力が必要ではないかと考えます。
これはコミュニケーションの中から相手の反応をみることや自分自身の立ち居振る舞いを言語化して振り返ることを行動する必要があると思います。
このように選ばれるためには選ばれる努力の方法とその評価法をしっかりと把握しなければいけないように感じています。
ご意見のある方はコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。