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【ふと思ったこと】転職しにくい職場の条件とは 理学療法士
今回はふと思った転職する理由や職場環境の特徴から転職しにくい職場の条件について自身の考えをまとめていきます。
この時期になると転職や春からの新卒の入職に併せて人事配置など組織作りの再構築が必要な時期であると思います。
その中で理学療法士の転職は以前に比べ、活発化しており、また経験年数が3~7年程度の方がしやすいように感じています。
私の勝手な予想でありますが転職理由は大きく3つ程度の分類出来るように思います。
①自分自身のやりたいことが見つかったパターン
②他の職場と比較したときに転職した方がメリットが多いパターン
③今の職場には絶対いたくないパターン
結構ざっくりしていますがなんとなくこんなのが多いような気がします。
( あくまで私見です(笑) )
これらを考えると①の場合は、現在の職場での仕事を通じてやりたいことが明確化されたならば、現在の職場の価値というものは大きく、とてもよい環境をスタッフに提供できていたと思います。
この場合は転職者側もとても感謝をしていることが多く、互いに良い関係であったことが考えられます。
しかし、③の場合は現在の職場に不満が大きく、もちろん転職者自身の問題があることも考えられますが職場環境の問題も調査し、対策を建てなければ、現在いるスタッフにとっても良い職場環境にはなりません。
そして、意外と一番問題視されにくく、潜在的な問題となっているのが②だと私は思います。
これは少しずつの不満やストレスであったり、未来の期待の薄さなどに関連しているように感じ、言語化しにくいような「なんとなく不安や不快」が溜まっていくことであると思います。
イメージとしては「なんのためにがんばっているんだろ」「毎日こなしているだけ」「仕事ばかり増える」みたいな声が聞こえてくる感じです。
この部分の原因の言語化をしたうえで対策を建てなければ、毎年一定数の転職者が出ていることの意味を把握できないと考えます。
私が考える打開策の一つとしてはいかに「ワクワクさせるか」と「自己肯定感を高めやすい環境であるか」はポイントであると思います。
ワクワクとは個人的な目標設定の明確化と組織的な目標設定の明確化、相互の目標の関連性の理解が前提として未来のなりたい自分や環境をクリアにイメージさせられるかだと思います。
人によって目標の大きさや角度は変わるとしてもその人にとっての見通しがわかることは動機付けに繋がりやすいです。
そして、自己肯定感を高めやすい環境とは他者評価が得られやすい環境であると思うので共同で何かの資料を作成することや発表をすること、ディスカッションなどを平等に行うことでより組織に一体感が出やすく、他者を認めやすくなるように感じます。
理学療法をすること以外の仕事の時間を作ることも組織の士気にかかわるように思います。
転職するスタッフを見て、ふとこういう背景が多くて、対策を十分に検討することも組織づくりの強化には必要なのかなと思いました。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。