【ふと思ったこと】技術の向上に必要なのは「量or質」 理学療法士
今回は技術の向上に必要なのは量か質かについて私見をまとめていきます。
永遠のテーマであるこの二択ですが、私自身はどちらの重要性も感じているため、100%でどちらか片方が重要とは思っていないです。
ただし、質を意識できるレベルに行くまでには一定数の量が必ず必要になるのではないかと考えているため、量の重要性は感じるべきだと思います。
スポーツで例えると野球のバッティングで実践形式など試合に近い、質の高い練習をする以前に素振りを反復することで振る力や身体の使い方を理解することが優先されると思います。
量をこなしてフォームが出来上がったことで実践場面にどうアジャストできるかを推し量ることができ、質をさらに高められて、そこからより多くの経験を積むことができると考えています。
臨床でも同様のことがあるのではないかと思うことがあります。
対象者にどんどんと介入して、良い経験や悔しい経験をたくさんすることで自分自身の長所や短所を把握出来ることや自分自身が無意識でどういうふうなふるまいや思考過程になりやすいかを把握できると思います。
あらかじめ予習して、準備して質を高めて介入したところで対象者は人であり、人間関係や他の疾患との関係、生活背景などすべてを網羅し想定することなんてできないため、本当に質の良い経験になっているかわからないのではないかと考えます。
質を高めるためにも量が一定数必要ではないかと思います。
経験するなかに学びがあり、そのチャンスが多い人ほど成長できる機会が多いのではないかと思います。
ただし、馬鹿の一つ覚えでずっと同じことばかりしていても成長しないことは事実としてあると思うため、量をしっかり担保出来た時に質の改善を加えながら行うことでより成長に大きく繋がると思っています。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。