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「雨の日に関節が痛くなる」をどう捉えるか 理学療法士

今回は天候に伴う身体の不調を訴える方の解釈について私見を伝えたいと思います。

天候によって、調子が悪くなることには「自律神経の影響」「身体内部の組織内圧の変化」が影響しているように考えています。

自律神経の影響
内耳には気圧を感知する受容器があり、低気圧で耳や顎周りの筋肉の緊張させる可能性の報告があります。また、低気圧になることで身体内部の血管は拡張します。それを制御しようと交感神経が働き、血管の収縮を起こし、自律神経のバランスが崩れてしまいます。こうすることで自律神経系の不調を訴えることに繋がります。

身体内部の組織内圧の変化
身体内部にも組織の内圧があり、その一つが関節内圧です。大気圧が低気圧になることで相対的に関節内圧が高まることで関節内・外の組織がより「圧力」がかかる状態となるため、普通の圧がより強い圧として感じられ、侵害受容器が反応することが考えられます。

これらのことから考えないといけいないことは

対象者が訴える不調には必ず、背景があり、何かのサインであるという理解をすること

理学療法でコントロールできない要素もあるが、組織内圧の変化は健康な人にも起こっていることで身体内部の環境が正常化すれば、内圧変化に対応しやすい身体環境になることと捉えることができるということ。

自律神経系に関わる「睡眠」「運動」「入浴」「食事」「対人関係」などのセルフコントロール法を提案することで貢献することができる可能性もあること。

対象者のありのままをしっかりと受け止めて、それに対応できる知識や技術を身に着けていきたいとより一層感じました。

まだまだ、知識・経験不足の領域であるため、コメントなどでご意見をいただければと思います。

※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。

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