「フランスの子どもは夜泣きをしない」に書いてあることを2年間実践してみた結果
「赤ちゃんが産まれた後は何年も夜通し熟睡できないよ」
「毎晩夜泣きで気が狂いそうだった」
このような話を子育て経験者から聞いたことはありませんか?
「なんて子育ては恐ろしいのだろう」と結婚すら願望がなかった当時の私は、異世界の話を聞いているような感覚で聞いていました。
ところが・・・数年後、運命の悪戯によりあれよあれよいう間に結婚、その後妊娠。
私は小さな喜びと大きな不安を抱えていました。
「なんとか夜泣きを最小限に抑えられないか・・・」
育児本にヒントがあるのではないかと考えた私は、図書館に足を運びます。
育児本コーナーを見つけ、タイトルを色々見ていると・・・
「フランスの子どもは夜泣きをしない」
思わず手に取り、この本を借りることにしました。
これが、私の育児人生を変える神本との出会いだったのです。
結論
2年間続けてどうだったのか。答えは、
本に書いてある通りのフランスの子ども(落ち着いた子ども)と同じになった
具体的な例としては、
レストランで料理を行儀よく待つ
食べ物を投げない
店の中で商品を触らない
公共の場で走り回って騒いだりしない
癇癪を起さない
我が子2歳2か月の現在、一緒に出かけてもほとんど困ることはありません。
「もとからおとなしい性格なんじゃないの?」
ここまで読んでこう思う方も沢山いらっしゃると思います。
実践するまで私もそう思っていたと思います。
もちろんフランス式子育てを実践しなかった場合の我が子を知ることはできないので、100%否定はできません。
しかし、我が子は産まれてから1歳半くらいまで、怪獣のような暴れん坊でした。
なので元からおとなしい性格ではないと感じています。
実際に何をしたのか
これだけです。
「え?なにそれ?」と思うかもしれません。
行儀のよい子になるには、なにかすごいあっと驚くような特訓の方法があるのではないか。
そう思いがちですが、実際はシンプルです。
2年間何をしたのか。
簡単に言えば、待つことを覚えてもらう。
具体的には、
泣いたとき:すぐにあやさず、様子をみる
何かをせがまれたとき:「待って」と言って自分の用事を済ませてから応対する
退屈でぐずった時:「今は●●を待っているよ」と説明する
効果が出る時期
これが結構重要な話です。
なぜなら、本ではフランスの子供が落ち着つく時期に触れておらず、赤ちゃんの頃から落ち着いているのか、徐々に落ち着いていくのか不明です。
実践してもすぐに効果が出ないと、「そんなに上手くいかないよ」と途中でやめてしまう方もいらっしゃると思います。
我が子の場合は、
夜の眠り:「待つ」を初めて2か月くらいでベッドに置いたら自分から眠るようになった
行儀:1歳半ごろから急に落ち着きはじめた
先述したように、我が子は産まれたときから1歳半くらいまで怪獣のようでした。
乳児期の最初の方は常に抱っこしていないと泣き続ける不安定な状態。
ベビーベッドに置くとぎゃんぎゃんに泣きじゃくる我が子を見ながら5分待っている間、疑念が湧いてきました。
「本当にこれで夜ぐっすり眠れるようになるのか?」
そんなとき、YouTubeでフランスに住んでいる日本人女性が生後四か月の赤ちゃんを寝かしつけるVlogを見つけました。
その赤ちゃんは夜ベビーベッドに置かれ、泣くことなく十数分後には自ら眠りにつく様子が早送りノーカットで映し出されていました。
「フランス式は本当だったんだ!」
確信を持った私は、上述の「待つこと」をひたすら教え続けました。
1歳なりたてのころなんかは、家事をしていると「かまって~~~」と足元でぐずり、「待って」と言ってもわかってくれません。
怪獣のようにテーブルの上にある物を片っ端からなぎ倒し投げまわす我が子を見て、疑念を再び持つこともありました。
それでもすぐに手を離せない時は、必ず「待って」と言って待つ時間を作ってから抱っこするなどを続けました。
その結果が、1歳半をすぎたころから徐々に表れ、「待ってね」と言えば静かに待ってくれるようになったのです。
まとめ
本に書いてある「待つこと」を教え続けた結果
2か月後に寝かしつけ不要で寝るようになった
1歳半ごろから落ち着いた子になった
簡単にはなりますが、これが「フランスの子どもは夜泣きをしない」に書いてあることを2年間実践してみた結果です。
もしご要望があれば、「待って」の詳細なやり方、詳しい軌跡も書いていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。