仕事を辞めて自己分析した結果(アダルトチルドレン~HSP)生きづらさの正体②
前回の続きです。
記事は(図1 精神的活動と経済的活動を一致させるには?p1)
をもとに書いていきます。
HSPという気質
自己肯定感が低くなってしまうと、図にあるように一般的に人間は、内向型(マイナスの働き)か外向型(プラスの働き)のどちらかに向かうと思います。これは各個人がどちらかである。というわけではなくて、同じ人間でも、時期によって、あるいはその日の中であっても内向型と外向型の移動を繰り返すと思われます。
HSP気質で疲れ切ってしまって、うつ病発症。電話で話ができなくなる。
社会不安障害、アルコール依存。
⇒ 少し休んだら元気が出てくる。
⇒ なぜか無敵状態になり、急に頑張りだして行動しまくる。
見栄、虚栄心による実績にこだわりだす。
⇒ また疲れ果てて今度は適応障害。
⇒ 怒り、愚痴、不平不満をぶちまける。
みたいな状況が当てはまります。(私の人生がまさにそうです)
内向型は、HSP(感受性が強く、繊細で敏感な気質をもった人)と呼ばれるものに密接に繋がります。「HSP = Highly Sensitive Person」1996年にアメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が提唱しました。(HSPには何個か型がありますがここでは割愛します。)
HSPはよく先天的な気質だと紹介されていますが、私個人の見解だと、実は後天的に獲得した気質(思考のクセ)なのではと考えています。
幼少の頃から、学習のすえ努力して獲得した気質です。(おそらくかなり早い段階、2.3歳〜)
自己肯定感が低いがために、周囲の環境や人に過敏に反応することによって、自分にとって、より生きやすい状況を作りだす。=繊細さ
なので、図1では、アダルトチルドレンの矢印の先にHSPを書いています。
これは、どう考えても、外部刺激がまずあってからの反応です。
寒いと、がたがた震えて身体の温度を上げようとする。
熱いと、発汗して身体の温度を下げようとする。
とかなり近い構造です。
初期設定から導きだせる辻褄合わせとも呼ぶのでしょう。
HSPの特徴である、
他人の顔色を伺う。
他人がどう思っているか気になる。
評価が気になる。
他人や社会の感覚と常に比較してしまう。
という繊細さも、これは他人からの刺激にできるだけ素早く反応するため。そうなった条件反射の構造です。条件反射のようなものなので、外からのインプットがあって出力されるアウトプットは必ず後手に回ります。
言い換えると他人からコントロールされやすいともいえます。
「狐疑」への居着き
以下、武道における「狐疑(こぎ)」の引用です。
この本は、フランス現代思想の研究者であり、合気道の先生でもある内田樹先生の合気道の著書ですが、構造的な話になっており非常に面白いです。思考のクセみたいなものを気づかせてくれます。
繊細さは、対人関係だけでいえば非常にコントロールされやすい。ということですね。そして妙な関係にみえますが、アダルトチルドレンで外向型状態の人間に、ものすごく「言われやすい」という性質があります。
だったらどうしたらいいか?
外向型(プラスの働き)による弊害。
本題である『精神的活動と経済的活動を一致させるには?』へと続きますが、次回③ではすこし自分の過去の話をします。
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