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サウナの生理的影響は運動と同程度か?

 前回の記事 " サウナの効果に関する研究の紹介 " で、サウナ効果のメカニズムとして、「サウナによって引き起こされる生理学的反応(脈拍や血圧の上昇)は、中度~強度の身体活動によって引き起こされるものと類似している」という内容がありました。

 という訳で、自分の様々な活動パターンで心拍数を記録し、サウナと比較してみました。心拍数の記録はサウナの高温でも問題なく使えるシャオミーのスマートバンド7を使用。サウナ―に人気ですよね。5千円と安いですし。

1.ベースラインの測定:オフィス

 私は基本、座り仕事をしているか、たまにコンビニに歩いて行くらいの低活動レベルです。

 1時間の測定で平均86/分です。BPMとは Beats per Minit の略です。なんかカッコいい略語ですね。座っているときの心拍数は70くらい歩行中は100を超え、階段を上がっている時が最大で137です。

 やっぱり階段は大切ですね。エレベーターを使ってしまうと、もちろん心拍数は上がりませんし、筋肉への負荷もかかりません。ウォーキングだってバカにできません。そして下の心拍がずっと座りっぱなしのときです。

ずっと座っていたとき

 平均77/分なので、ほぼ基礎代謝💦これではねー。目が覚めているうちの半分は仕事の時間です。現代社会は運動不足になりがちなので、少しでも負荷をかけるように意識して生活することが大切ですね。

2.ジムでの心拍

 私は週に1回、市民体育館のジムに行きます。なぜフィットネスジムに入らず、設備の少ない公立のジムに行くかというと、安いからです。公立のジムは1回1時間で200円です。マシン筋トレなら1時間あれば十分です。なので、ここで使うお金は月1000円くらいです。フィットネスジムに入会してしまうと、安くても月3000円、サウナがあるクラブだと8000円はしそうです。週1~2回の利用でその値段だと心理的に抵抗感があります(金がない)。

 ジムでは、実施する内容で心拍数が大きく変わります。ランニングマシーン(設定時速10km)では絶えず170~180/分なので、なかなか大変です。ランニングは心臓に悪そうですね。筋トレは120~140程度なので、階段を上がるのと同程度の心拍数ですね。運動中の心拍数としてはマイルドです。

 実際、運動をしている時のしんどさは、ランニングマシンが圧倒的です。ちなみに、バイクマシンは無理しなければ100~110くらいで出来るので、運動に慣れていない人は、バイクマシンからやってみることをおすすめします。私は本を読むときにバイクマシンを使用します。本を読みながら1時間くらいこぐと300kcalくらい消費できますし、読書が進みます。

バイクマシン読書

3.ランニングでの心拍数

 外を走ったときの心拍数です。

 平均ペースが1㎞あたり7分半でやや遅いですが、心拍数は150~160/分が持続しています。心臓に悪そうですが、カロリー消費のタイパ(くそワード)はよいです。

4.キックボクシング

 最大心拍数が193/分で、平均が118なので、キックボクシングはアップダウンが激しいですね。闘うというのはそういうことなのでしょう。

サンドバッグには当たるけど人間には当たりません!

5.サウナでの心拍

 というわけで、サウナです。私のサウナ浴パターンは、サウナ室10分 ⇒ 冷水浴 ⇒ 外気浴を3セットです。サウナ後は湯船につかります。

 ちょうどサウナ室にいる状況が3つの山になっていますね。谷の部分は冷水浴と外気浴です。1回目はまだ体温が上がりきらないので、山も小さいです。2回目、3回目は体温が十分に上がっているようです。最大心拍が132で、黄色いラインが継続しているので、心拍数としては、階段を上がったり、筋トレと同程度ですね。なかなかだと思います。ちなみに、3回目の後の100程度で心拍数が水平になっている部分は、湯船につかっているときです。シャオミ・スマートバンドは優秀ですね。

結 語

 サウナにおける生理的反応は、熱刺激に伴い起こる訳ですが、心拍的には階段や筋トレと同程度なので、それなりに強い反応になっていますね。最大心拍数だけが重要なのではなくて、最大と最低のアップダウンを繰り返すことによって、生理機能や自律神経系の柔軟性を高めることができるのだと思います。

 やはり、サウナの効果はあなどれないぜアドレナリン。

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