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サウナの木は熱い?

 日常的に複数のサウナに行く人や、旅行のときは必ずサウナに行く人はご存知と思います。サウナによって、木の熱さがぜんぜん違うことを。

 座面については、マットや厚めのバスタオルを敷いたりするので問題はないと思いますが、背部の木壁に背中が触れた瞬間、アチ~ッ!となったり、熱すぎて普通に歩けないなんてサウナがあります。

 サウナの主な危険性は熱傷であることは、以前の記事でも考察しました。

 木の温度の違いは、なにに由来するのでしょうか?木材の材質のせいかなと思い、サウナの材料で検索してみました。

 上のサイトを読むと、国内では杉(シダー)、松(パイン材)、ヒノキあたりが使われているようです。どの木材も熱伝導率が低く、熱さを感じにくいようなことが書いてあります。

 コストからするとパイン材が使われている施設が多いと思います。しかし、木の温度はサウナによってかなり違いますよね。

 一つ思い当たるのは、ボイラー式サウナは木が熱くなるような気がします。サウナストーブ+ストーンのサウナはそれほどでもないような。だとすると、ボイラーからの熱気流の影響でしょうか(熱気流仮説)。

 そこで今回は、木がむちゃくちゃ熱いサウナの木の温度を計測してみることにしました。お店の方に、閉店間際の誰もいないタイミングで、木の温度を測らせて下さいとお願いしました。

サウナ環境

・健康ランド併設のローカルサウナ
・入場料 平日500円
・客層:地元の高齢者が多い
・熱源:ボイラー式 ドライサウナ
・天井付近の温度計 90℃
・足もとが熱すぎて普通に歩けない

むっちゃタワーサウナ

 今回、使用した温度計はマイナス50℃から1000℃まで計測できるという wintall のデジタル赤外線温度計。誤差は±1.8℃とのこと。ガン・タイプでなかなかカッコいいです。

1.足もとの温度:78~82℃

 横のタオルの温度も似たような温度。これは、じっとしてたら火傷するレベルです。

 お祭りで炭の上を裸足で駆け抜けるみたいなのありますが、あんな感じです💦

 この木の上は普通に歩けないので、納得の温度です。

2.横壁の温度:84.8℃

 殺しに来てますね💦

3.背もたれの温度:84.2℃

 背もたれというか、もたれられません。

4.サウナマットの温度:39.4℃

 太ももの下の部分で、汗もあり皮膚温と同じくらいです。これくらいなら座っていられますね。

5.太もも(入室5分後):38.1℃

 その下の、足の裏も熱くはないので、タオルによる空間と汗などで温度が下がっていて、静かにしている分には大丈夫なのだと思います。

結論

 このサウナの木の温度は、思ってた以上に熱かったです。それに比して、皮膚温はそれほどでもないですね。体温に関しては下の記事で考察しています。

 とにかく、ドライサウナで寝たら危ないです。

 次回は、もうちょっとマイルドなところの木の温度測定に挑戦してみたいと思います。

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