人をみてどう思うかは勝手だけど、決めつけるには早い
人って第一印象が大事ですよね。第一印象によって、その人を「受け入れられる人」か「受け入れられない人」かに分かれてしまいがちです。最初から嫌な人だなと思われるより良い人と思われたいですよね。印象が良いとその後の会話もしやすくなりますし。相手も受け入れられる体制に入っているわけですから。
でも、会話を重ねていく中でその人のいろんな面がみえるようになってきますよね。良い所とか悪い所とか。その両方を受け入れられる人が恐らく、友達や親友、恋人に当たるのかなと思います。やることなすことすべて良いことだらけの完璧な人はいませんもんね。そう考えると、近年話題の「蛙化現象」は、私には理解できません。例えば、彼氏がフードコートで彼女がどこにいるかキョロキョロしているのを見て彼女は冷めてしまい別れてしまうという現象です。これ以外にもいろんな蛙化現象の例はありますが、受け入れられる器が小さいから起きてしまっているのかなと感じます。
私は、嫌な印象を第一印象で受けた人でも、それで決めつけないように心がけています。
私が働いているバイト先の社員の中にプライドが高いうえに人を見下す物言いの人がいます。その人に仕事を教えてもらう中で、少し間違っただけで「こんなこともわからないのか。理解力が欠如している。根本的な問題がある。」とけっこう心抉られる言葉を言ってくることがありました。そんなことを頻繁に言われるので、「そこまで言わなくていいと思います。もっと言い方を考えてください。」と本心を伝えました。それから、きつい言葉をかけてこなくなりましたが、最初の印象が抜けることはなかったので、なるべく仕事では関わらないようにしていました。そうしていると、心が疲れてきたんです。これでは良くないと思って、「こんな人もいるんだな」とその社員のことを思うようにしました。すると、嫌な面を見ても気にしなくなりました。さらに、心に余裕が生まれてその人の良い面に気付けるようになりました。例えば、熱意をもって仕事しているんだなとか、お客様にサービス精神旺盛だなとかです。決めつけていた頃は見えていなかった部分がみえるようになったのです。
嫌な人だなと思うことは勝手ですが、決めつけない方が良いと思います。その人のいろんな面をみてからでも遅くないです。世の中には、いろんな人がいるんだと思って、人と接してみてください。そうすると、「案外自分は視野が狭かったんだな」と気づくことになると思います。