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ずっと辛かったあがり症

初めて
あがり症、人に対して不安恐怖の症状が出たのは
中学生の時だった。
それから高校生、大学生、社会人
歳を重ねるにつれて
あがり症はどんどんひどくなった。

一番辛かったのは手の震え。
黒板に字が書けなかった。
人と食事をするのが怖かった。

みんなが当たり前にできることができない自分。
人が大好きなのに 人が怖い自分。
興味があって挑戦したい事はたくさんあるのに
学生時代は全部諦めてきた。
そんな自信のない自分が情けなかった。

あがり症の辛さを誰かに相談する頭なんてなかった。
一人で毎日恐怖と戦っていた。

この半年
ノートを使って自分の心と向き合う自己対話を重ね
初めて自分の心の訴えを知った。

できない私を否定して隠さないで欲しかった。
私が私に本音や弱音を聞いて欲しかった。
辛い自分をわかって欲しかった。
解決するまで一緒に泣いて共感して寄り添って
どうしようもない辛さを分かち合って欲しかった。
私に助けて欲しかった。
もう言う事は無い位辛い思いを聞いて欲しかった。
こんな辛い思いさせてごめんねと謝って欲しかった。
自分1人で解決できない事は
人を、自分を信じて、助けを求めて欲しかった。
人に助けを求められる私でいて欲しかった。
どんなに醜い自分も認めて
堂々と凛としていて欲しかった。
私の辛さを隅から隅まで知ってるよは私しかいない。
いつでもどこでも私が私の一番の味方でいて欲しかった。
何があっても私の事は私が守るから大丈夫と安心させて欲しかった。

私の我慢と自己否定と自己犠牲が自分を極限まで追い込み自分いじめをしていたことを知った。

私の辛さを私が一番見て見ぬふりして
向き合ってあげなかった。

40年近くもずっと自分にすら相談できず弱音を吐ず、私の心が辛くて苦しんで悲しんでいたことを知った。

生きづらさの原因は、自分が自分のネガティブに向き合ってあげなかったことだと初めてわかった。

辛い経験を重ねるたびに
私の心が辛い現実として見せてくれていたのに
私が向き合わないから課題がだんだん大きくなり
最後心や体が爆発寸前だったことを知った。

今でも人前に出ると緊張はする。

でも昔のような自分を見失うくらいの
あがり症の症状になる事はなくなった。

それは自己対話で
自分の心と向き合ってきて
自分を辛さを自分が支えてくれたことを知ったから。
謝罪と感謝の思いにあふれたから。
どんな自分も認められ
自分を一番大切にしたいと思えるようになったから。


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