税のことからバックオフィス、SDGsのことまで、 みんなの頼れるお兄さん税理士 田中慎さん
「オンラインサロンメンバーにインタビューしちゃおう!」
せっかくオフ会を開催するなら何かしたい!ではインタビューするのはどう?そんな一声でスタートしたNEW ELITE FORUMインタビュー‼️
記念すべき第一回目のニューエリートは みんなの頼れるお兄さん税理士 田中慎さん。
NEW ELITE FORUM メンバーインタビュー1. 田中慎 税理士法人田中経営会計事務所 税理士 中小企業診断士
京都ソーシャルイノベーション研究所(SILK) イノベーション・コーディネーター
田中さんとは一体なにもの?
田中さんは現在、大阪で税理士の仕事を、京都市ソーシャルイノベーション研究所でソーシャルビジネス支援の仕事をしている。
税理士になったきっかけは、お父様が税理士をやっていて父の背中をみていたから。それと、同時に人の成長に寄り添えるような仕事をしたいと思っていて学校の先生になりたいと考えていた時期もあったそう。その後、人の想いに寄り添いたいという気持ちを形にしたくて起業家を支援できる税理士になりたいと思った。
税理士として働き始めたのと同時に見えてきたことがあった。
起業家を支援したい、経営者の力になりたいと思ってはじめた税理士だったが社会には必ずしもよりよい未来に向かっている仕事ばかりではないと気付いたのだった。
自分は何のためにこのスキルを身につけたんだっけ?そう思っていた頃、
持続可能な社会をつくるためのビジネスに取り組む人たちに出会った。
これぞまさにPlay Work
コーディネーターとしての仕事を通して、純粋に 「業界を超えていろんな人たちと仕事をする楽しさ」を知ったという。
京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)は、市民、企業、NPO、大学などの多種多様な組織や個人が一緒になって、社会的課題の解決に挑戦する環境づくりをしている。
自分達の業界だけではできなかった仕事にも挑戦できて本当に楽しいという。様々な職種の人たちと働くことで、今まで常識にとらわれすぎていたなあと気づいたり、「ありえないと思っていた掛け合わせって、ありえなくない」と幅広い視野で物事を見ることができるようになった。そして、その視点をまた自分の業界に持ち帰る。
そしてこれから、ますます地域の抱える問題は増えていく。今あるものに目を向けて、地域資源をどのように未来に活かしていくかをいろんな人達と一緒に考えていきたいと力強く話す。
これから世にもたらしたい価値は「誰もが一歩を踏み出せる環境に出会える社会をつくること」
田中さんは、税理士という仕事柄、普段は経営者と話す機会が多いが
会社という組織を変えようと思うと、経営者だけではなく、バックオフィスで働く人の力もとても大切だと考えている。
そこで「SOU-MU NIGHT KYOTO」という、バックオフィスの人たち同士が話せるようなイベントを企画した。勉強会のような固いものではなくナイトイベント的なイメージで今年の6月に開催。
参加者はいろんな企業のバックオフィスの人たちが30人ほど集まったそう。そこで気づかせてもらえたことは、みんなが求めているのは解決策ではなく、まずは課題を共有したり、共感することだということ。そこに、バックオフィスの価値を理解している経営者や支援者なども加わってほしいと考えている。
バックオフィスで働く人達の心理的安全性が守られるためには、経営者がバックオフィスの仕事の重要性を理解することが最も大切。一方で、バックオフィスの人達も、自分の仕事の可能性を理解して、社会の変化に気づき組織の仕組みを変えていく挑戦をしていく必要がある。その両方に働きかけていきたいという。
「SOU-MU NIGHT」のような場を多くの人に届けたいという想いもあるが
自分がワクワクして楽しみ続けるというのが一番大事という。
最後に田中さんは「誰もが一歩を踏み出せる環境をつくりたい。環境のせいでモヤモヤして踏み出せない人もいるとおもう。必要なのは自分の価値を自分で認められる環境。悩んでいるのは自分だけじゃない、サポートしてくれる人がたくさんいるんだということを知ってもらいたい。」と優しい笑顔で話してくれた。
NEW ELITE FORUM photo by Chika miura