見出し画像

記者情報の調べ方からSNSでのアプローチ方法まで!メディアリストもくもく会 #1 開催レポート

広報担当として欠かせない活動の一つが、メディア(新聞、テレビ、ラジオ雑誌、Web媒体)と良好な関係を構築・維持する取り組みであるメディアリレーション。
メディアの新規開拓とその後のコンタクト状況の管理・運用が肝になる、地道な取り組みです。

オンライン広報サービス「PRONE」では、8月7日にこの一連の作業をZoomウェビナーで共有しながら行う「メディアリストもくもく会」を開催しました。

このnoteでは、その様子をレポートするとともに、つながりゼロからのメディアリスト作成の流れとアプローチ方法についてお伝えします。

なお、「メディアリストもくもく会」は好評のため次回開催も予定しています。
ご興味のある方はPeatixをフォローして開催案内をお待ちいただけるとうれしいです!


参加者のメディアリレーション事情は?

みなさんは、メディアの新規開拓はどのくらいしていますか?

PRONEを運営するシプードでは、10年以上に渡り広報の家庭教師サービスを提供してきた中で、2,000名を超える記者とのリレーションがありますが、それでも随時新しい記者の開拓は行っています。

今回、もくもく会参加者の方に取ったアンケートでは、以下のような状況でした。

新規メディア開拓を月に一度以上行っていると回答した人が2割、半期に一度以上行っていると回答した人が4割強と最多だった一方、まったくないという人も2割いました。

メール送付や取材対応などを含むコンタクト頻度は6割の人が月に一度以上と回答しました。
9割以上が半期に一度以上コンタクトを取っているようです。

一方で、メディアリストの更新頻度は新規開拓頻度と近い回答比率に。
新規開拓メディアは更新しても、既存リストのコンタクト状況を適切に更新できていないのかな?と想像されるような結果となりました。

いつ何のご案内をしたか、どんな反応があったかという情報は、末永く良い関係を築いていくための重要な足がかりとなります。
メディアリストをただの連絡帳でなく、有用なツールに育てていくために、コンタクト履歴は都度残していただけると良いですね。

イベントの目的

SNSが広く普及した現在、メディア開拓においても、Web上で得られる情報がとても多くなっています。
記者のSNSアカウントを見つけ、適切にアプローチすることで、新たな関係性を構築できる可能性が広がりました。

「PRONE」でも、Excelやスプレッドシートでは管理し切れなかった情報を一元管理し可視化する「PRMメディアリスト」の中で、記者のプロフィールやお名前、執筆記事など、Web上で公開されている情報を取りまとめてデータベース化した「記者公開情報」というコンテンツを提供しています。

↓↓ PRMって何?という方はぜひこちらから ↓↓

↓↓ 記者公開情報についてはこちらでご紹介しています ↓↓

この「記者公開情報」を拡充する作業を広報担当者のみなさんにオープンに共有することで、リクエストに沿ったメディア情報を厚くしたり、PRMメディアリストをもっと活用いただくきっかけになればということで、代表取締役の舩木 芳雄の企画でもくもく会イベントを開催しました。

メディアリスト作成の基本の流れ

イベントの中でご紹介したメディアリスト作成の基本的な手順がこちら。まだPRMメディアリストを使っていない方も活用いただける内容です。

  1. Google検索の活用
    ・Google ニュースで関連キーワードを検索し、記事を見つける
    ・記者名が記載されている記事を探す

  2. SNSアカウントの探索
    X(旧:Twitter)やFacebookで記者のアカウントを見つける
    ・プロフィールや投稿内容から、担当分野を推測する

  3. 情報の整理と記録
    記者名、所属メディア、担当分野、連絡先などを記録
    PRONEのメディアリスト機能が便利です!

ちなみにPRMメディアリストでは、媒体名や記者名しかわからない状態やSNSアカウントだけわかっている状態でもササッとメモできるようになっています。
気になった記者を随時登録しておくことで、時間のある時に詳細情報を探して追記したりもできるので、名刺交換などで完璧な連絡先があることにこだわらず、どんどんリストを追加していくのがおすすめです。

PRMメディアリストの記者の経歴欄に担当記事一覧をメモしておくと便利

この日探してみたメディア

メディアリストもくもく会は初めての開催でしたが、参加者の方からは非常に多くのリクエストをいただき、Q&A欄が賑わいました。
その中から、この日はまずは媒体種別を問わず医療系を探してみることに。

手順はざっくりこのような流れです。

  1. Google ニュースで「医療」などのキーワードで検索

  2. 関連媒体(例:日経メディカル)の記事を発見

  3. 署名から記者名を確認

  4. 記者のSNSアカウントを探索

  5. PRONEのメディアリスト機能に情報を登録

もくもく会では、上記のような手順で日経新聞や日経メディカルなどの記者を探していきながら、媒体ごとの特徴や探す時のヒントなども解説させていただきました。

それ以外も含め、寄せられたリクエストはこちら。

▼この日寄せられたリクエスト
テレビ(放送作家・制作会社等)、医療系、マイナビや採用系、ファッション誌(ライター)、Well-being、小売、トレンド担当、スリープマネジメント、エンタメ、クリスマス商戦に向けた話題、AI、DX、ホテル、子育て・教育、金融・フィンテック、ヘルスケア

この日は医療系とマイナビニュースの記者などを開拓しましたが、マイナビニュースは記者の担当分野が明確に分かれているため、次回深堀りしていけたらということになりました。

ちなみにテレビは難易度が高いため、テレビ関係でWeb上で見つかるのは報道関係の記者が中心であること、NHKの報道関係の記者やテレビ東京のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)も何人かいるというようなお話に留めてまたの機会とさせていただくことにしました。
(参加者の方から、エンドロールを活用した成功体験もご共有いただきました。ありがとうございました!)

SNSを活用した記者へのアプローチ方法

お目当ての記者の連絡先を見つけることができたら、次はどうやってアプローチをするかです。

ここでついやりがちなのが、はじめから焦って長文のメッセージを送り付けてしまうこと。でも、誰かに紹介されたわけでもない人から突然そんなメッセージが送られてきたら記者もびっくりしてしまいます。

そのため、初回のメッセージは「短く、でも丁寧に」が大切です。以下の要素を端的に入れることを心がけましょう。

  • 経緯(例:記事を読んで連絡手段がなかったのでアカウントを見つけて連絡させていただいた)

  • 要件(例:興味を持っていただけそうな情報があるのでメールアドレスを教えていただきたい)

  • 提供したい情報の概要(あくまで端的に)

この情報が記者にとって 親和性がある情報だったり、ニーズがある情報だったりすれば、きちんとご返信はいただけます。
そこで改めて詳細な情報を送るという流れが良いですね。

メールの感覚で圧が強めのメッセージを送って返信がないことに悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

参加したみなさんの声

もくもく会終了後のアンケートでは、多くの方から前向きな感想をいただきましたので、一部をご紹介します。

「このやり方であってるのかな?と思いながら日々作業していたので、リアルを知ることができて良かったです。」
「メディアリストの作成方法だけでなく、連絡方法、その他にもちょっとしたお作法も知れて勉強になりました。」
「広報は地道な作業を継続していくことが重要だとよくわかり、頑張っていこうと思いました。」
「私一人で、名刺帳=メディアリストでした。新規開拓必要なフェーズになり、今日参加できてよかったです。」
「実践的でとても分かりやすかったです!他業界でもとても勉強になりました!」

ご参加と、アンケートへのご回答、ありがとうございました!

さいごに

メディアリストの作成・更新は、つい後回しにしがちですが、広報活動の成功には欠かせない、とても大切な作業です。
定期的に時間を取って情報を更新し、記者とのつながりを増やしていくことで、プレスリリースの効果最大化にもつながりますので、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。

PRONEのPRMメディアリストなら、月額1万円で、記者情報の細かい入力、配信リストの作成、メール送信、記者ごとの開封率確認などが簡単に行えるのでおすすめです!

PRMメディアリスト画面紹介

また、PRONEのメディアリストもくもく会では、今後もさまざまな分野の記者を開拓し、ウェビナー内で情報を共有していく予定です。
広報活動に悩む方、メディアリストの作成に不安を感じる方、ぜひご参加いただき、一緒にメディア開拓をしていけたらうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの広報ライフがより良いものになりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?