素直に謝るChatGPTくん

「勤労の義務」をネタに昨日記事を書きました。何気ない質問をChatGPTにしてみました。 （昨日の記事→勤労の義務）

質問：働きたくないのに働かなければいけないんですか？　日本国憲法には、勤労の義務が書いてあります。働いていないと人々は処罰を受けますか？

ChatGPT回答：
日本国憲法には、勤労の義務についての規定はありません。ただし、日本国憲法第25条には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定されています。この権利を保障するためには、一定の収入を得るために働く必要があります。

ただし、強制的に働かせることはできません。日本国憲法第18条には、奴隷的拘束及び苦役を認めないと規定されています。また、労働基準法などの法律によって、働く人々の権利や労働条件が保障されています。

一方で、社会保障制度には、失業保険や生活保護などの制度があります。これらの制度は、働けない人々が最低限の生活を送るための支援を受けることができます。

つまり、働かなければいけないという義務はありませんが、自分自身や家族の生活を維持するためには、収入を得ることが必要です。働けない場合には、社会保障制度を利用することができます。

ChatGPT

義務の規定はないって回答してきたので、あれっ？？？
そんなことはないでしょ。
さらに質問をしてみました。

質問：日本国憲法の第二十七条には、勤労の義務が書いてありますよ

ChatGPT回答：
おっしゃる通り、誤りをお伝えしてしまい、申し訳ありませんでした。日本国憲法第27条には、「すべて国民は、勤労の義務を負ふ。その方法は、法律でこれを定める。」と規定されています。つまり、国民には勤労の義務があり、その方法については法律によって定められます。前回の回答で勤労の義務について触れた際に、誤った回答をしてしまい、大変失礼いたしました。

ChatGPT

なんて素直ないい子なんでしょ！
でもAIなんだから、間違えないでほしいな〜
間違えるような質問じゃないと思うんだけどな〜？

最初の質問を聞き直してみました。

質問：では、もう一度質問です。日本国憲法には、勤労の義務が書いてあります。働いていないと人々は処罰を受けますか？

ChatGPT回答：
日本国憲法には勤労の義務が規定されていますが、直接的に勤労しなかった場合に処罰を受けることはありません。勤労の義務については、「すべて国民は、勤労の義務を負ふ。その方法は、法律でこれを定める。」（日本国憲法第27条）と規定されていますが、法律で定められた方法に従って行動すべきとされているだけであり、明示的な処罰が定められているわけではありません。

ただし、一定の条件を満たさなければならない国民年金制度においては、一定期間以上の国民年金の加入が義務付けられており、加入しない場合には罰則が定められています。また、労働法や労働基準法などの法律に従わない場合、雇用主によって懲戒処分を受けることがあります。

ChatGPT

前半の回答はとっても良いね。できれば、強制的に労働を強いてはいけないって憲法に書いてあるから、それくらい、付け加えてくれるといいのにね。

問題はただし以降の文章だね。
質問に対しての回答が飛躍してる。働いてないことと国民年金は直接関係ないでしょ。

労働法とか労働基準法って、そもそも働いてないのに、どうやって雇用主から罰せられるの？　全く回答になってませんよ。

ChatGPTの気持ちを推しはかると、
私の質問が “働いてないと” が拡大解釈されているのかも知れません。“雇用形態を結んだ社員なのに働いてないと” と読み取ったなら、この回答も理解できますね。

◇

ChatGPTに同じIDに入室して、連続したChatではなく、New Chatにして、全く同じ質問をしてみました。その回答が以下の通り。

Q：働きたくないのに働かなければいけないんですか？　日本国憲法には、勤労の義務が書いてあります。働いていないと人々は処罰を受けますか？

ChatGPT回答：
日本国憲法第25条には、勤労の義務についての規定がありますが、この条文は、「国民は、その業に従事する権利を有し、義務を負ふ」としています。つまり、勤労の義務はあくまで「負う」ものであり、強制されるものではありません。また、日本国憲法には、労働の権利についても明記されており、国民が働くことを望まない場合は、強制的に労働させられることはありません。

ただし、社会保障制度や税制度などの規定により、働かない場合には一定の経済的な制約がある場合があります。たとえば、労働によって得た収入に対しては税金が課されるため、働かない場合には収入がなく税金を払うことができなくなります。また、社会保障制度によっては、失業手当や生活保護などの支援を受けるためには、一定の条件を満たす必要があります。これらの制約は、社会全体の安定と福祉を保障するためのものであり、働かないことが許されないという意味ではありません。

要するに、日本国憲法によれば、勤労の義務はあくまで負うものであり、働きたくない場合には強制されることはありません。ただし、経済的な制約があることに留意する必要があります。

ChatGPT

あまりにも、完璧な回答内容に変わっていました。いままでのAIとは違い、日々、いや　秒単位で進化して賢くなっている印象を受けました。　人間も、質問のたびに、回答が変わる人が多いので、ChatGPTも人間っぽいですね。

かなりの精度で回答してくれていることは素晴らしい技術ですね。使いこなす人間のスキル、知識も常にアップグレードし続けなきゃね！