「個人のパーパス」を起点に働くとは? ~ パーパスを見出して変化したこと。8人8通り~
「本当に自分がやりたいことを仕事にするなんて、きれい事でしょう」
こんな風に思ったという方は多いのでは?
これは、果たして本当なのでしょうか?
私たちは、それは「実際にやってみないとわからないでしょう」が結論です。
今回のイベントでは、修了生の100%が人生のパーパスを見出し、70%がキャリアチェンジ を遂げた個人向けパーパス・キャリア支援のパイオニア、Project MINTの修了生たち8人が、実際に自身のパーパスを見出し、行動に移し、仕事にやりたいことを意味づけし、変化を遂げたそれぞれの経験談を語ってもらいました!
100年時代。今から「自分軸に動き出す」のは決して遅くない!
まず、Project MINT代表の植山が、大人が、これからの複雑で急速に変化しする時代では「戦略的学習力」(自分が何を学んでいくのか自ら選択して学び続けていくスキル)が重要になってくると導入資料とともに解説していきました。
そのためには、自分のパーパスを定めて将来自分がどうありたいか、から逆算していき、自分にとって何を学ぶ必要があるのか特定していくことが重要であることを語りました。
パーパスを見出して変わったこと ①:
今の仕事の意味合いを見出すことができた。
そこで、早速修了生たちに、パーパスを見出してから変わったことをパネルトーク形式で聴いていきます。
まず、0期生の黒田さん(タルさん)がご自身の経験を話していきます。
「僕は、自分の原点が、富山の薬売りのお家出身ということもあり、生命の神秘に魅せられた少年だったんです。」
「なので、今の仕事で、様々なイノベーションのプロジェクトに関わっていくことで、自分の原点だったパーパスの、あの少年の時のようなワクワクが仕事から見出せるわけなんですね。」
「パーパスを見出す前は、仕事として淡々とこなしていたわけですが、自分の原点をじっくりと見直した後で、今、やっている仕事は本当に自分の生い立ちから持っていた情熱と近しいんだ、というように意味づけができるようになったんです。そこでより主体的に仕事に関わって行ったり仲間に働きかけていくことができるようになったと思っています。」
「僕も、パーパスを見出してから、それを徐々に身の回りの人たちに発信していくようになったんです。」7期生の木村さん(キムさん)が語ります。
「僕のパーパスは、"人の可能性を最大限に発揮させることで、笑顔を増やす" そんなベースキャンプを作っていくことなんですが、実はそんな志しを持った人が、仕事仲間の身近な人にいたことに気づいたんです。」
それから、想いを共感する仲間と繋がっていったり、様々な活動を通して新しい仲間も増やしていった。
パーパスを見出す前は、新しい場所に行かないとダメなのではと思っていたけれども、実は、自分の身近にすでに共感する仲間は十分にいて、自分には十分今のポジションでパーパスを体現することができるとわかったそうです。
パーパスを見出して変わったこと ②:
自分の人生は自分で決める "オーナーシップ"を持つようになった。
「私は就職氷河期に社会に出たのですが、当時は大卒でも女性では一般職がまだまだ主流で、そもそも新卒を雇ってくれる企業の選択肢が少ない、という時代だったんです。」
4期生の大渕さん(ひさえさん)が語ります。
当時、キャリアは、「自分で選ぶ」、というよりかは自分が(企業から)選ばれないとダメ、という風潮だったんです。
自分がキャリアで成功しないのは、「誰か(企業)から認められてないから」というのが、ずっとモヤモヤしてきたんです。自然に、どんどん自信がなくなってきて、「自分が女だから。自分が育休や海外駐在帯同でキャリアブランクがあったから、だから採用されなかったんだ」と、歳を重ねることにどんどん被害者っぽく受け身になっていたように思います。
そんな自分にも疑問を持ち、自分の「軸」を再確認したくなり、パーパスを見出そうと決意しました。そうすると自分にとって大切な価値観が蘇ってきて・・・。そして自分のパーパスを起点に、自分でそれを実現させるんだ、というマインドに変わってきたんです。行動全てが「夫が」とか「子供が」と、主語が他人じゃなく、「自分」が主語になっていく感覚がありました。
「そうやって自分のパーパスを周りに公言していったら、環境も変わってきた。それが原動力になって、フルタイムで憧れの外資系企業に転職することができました。」
4期生の藤井さん(ちかさん)も続いて語ります。
「私もパーパスを自分の言葉で紡いだことで、自分の人生やすべて起こっていることは自分が選んでいるんだ、という実感を持つことができました。」
他者とかメインストリームの社会の中で生きていかないといけない、と意識していた自分がいましたが、人生を自分がどういきたいのか、というのは自分で選択できるんだ、自分のままでいいんだ、と思って楽になったと言います。
「すべての行いが、私がこれを選んでいるから、と納得感を持って責任を持つようになりました。誰かに言われたからやる、ではなく、私がやりたいからやる、ということが増えたんです。」
パーパスを見出して変わったこと ③:
ちょっとずつ行動力が出てくるようになった。
1期生の幸塚さん(ヅカさん)が語ります。
「僕の場合は、他の皆さんのように大きく人生が変わった、というわけではないんですが、ちょっとずつ自分のパーパスの方向に、複業とかやりながら、小さい行動を積み重ねていって、無理なくやっていきながら結果的に元いたエンジニアの仕事から、今は、人材育成の仕事に異動することができました。」
そういう小さい行動の積み重ねができるようになり、(それまでは行動もできなかった)、自分の行動の後押しを、パーパスがしてくれたと思っています。また、行動していて納得感というのもパーパスがあると自分の中で持てるようになると思います。「ああ、これでいいんだ」という感じですね。
6期生の石黒さん(まゆピンさん)も続いて語ります。
「私のパーパスも、"言葉を重ねて、オリジナルの毎日を"、というものを持っていて、毎日何か重ねていくことでどんどん自分がオリジナルになれる、と信じてるんです。」
パーパスを思い出すと、なんだか背中がシャキッとして、自分より大きい何かのものとつながる感覚がある、と語ります。
「そんな風に毎日ちょっとずつ積み重ねていくことで、どんどん特別な自分になると思ってます。そこで、転職をしようと決意をしていたんですが、パーパスを見出す前は、実は転職活動で80社受けたのですが、パーパスが明確になったら、1社1発で合格し、今では本当に自分がやりがいを持てる仕事につくことができました。」
「私も大きく人生変わったというよりかは、パーパスを発見していく過程の中で、自分が日々大切にしたいことを見出していって、ちょっとずつその方向性を意識して行動するようになりました。」
パーパスを見出して変わったこと ④:
自分の羅針盤、コンパスになるものがもてた。
7期生の鈴木さん(キャメロンさん)は、パーパスを見出して、自分の羅針盤となるものができて、なんだか見る世界が明るくなった、と語ります。
パーパスを見出す前は、社会のこうあらねばならない、とか所属する企業だったりという枠組みでのプレッシャーがどうしてもあった。
「自分のパーパスが、自分のこれからの人生の羅針盤になっていったんです。そうすると、これからの人生は、そうやって社会の枠組みの中から自分を位置付けて他者を意識することなく、自分で決めていいんだ、これが自分の方向性なのよ!と迷わずに決めることができるようになったんです。」
「そのことを悟ったのが、MINT7期生を終えたちょうど去年の春。この桜が咲いてる時期だったんです。桜が舞い上がるようにフワーっと明るく私の中でもワクワクが広がった感覚を今でも覚えています。」
2期生の原田さん(エノキさん)は、役職定年を控えている中で、このままの人生でいってしまっていいのか?と迷いがあった中、パーパスを見出してみたら、実は、このままの自分でいいのではと自信を持つことができるようになったと言います。
「人から嫌われようが構わないで、自分のままでいよう、と自信を持つことができるようになったのも、パーパスのおかげです。これまで以上に自分のことを知って、良しと認めてあげることができるようになりました。」
まとめ : 個人がパーパスを起点に働いていく中で大切なスキル・マインドセットは?
これからますます進化する8名に注目です!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
またこのような修了生トークイベントを今後も開催していく予定ですのでお見逃しなく!
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