デザインマネージャーのお仕事、まとめてみました。
はじめに
私は今、楽天トラベルでデザインマネージャーをしています。9名のデザイナーと共に、プロダクトの開発・改善などを通じ事業に貢献するべく日々活動しています。
そんな「デザインマネージャー」という肩書きですが、どんな仕事をしているのか、正直よくわからないのではないでしょうか?
デザインマネージャーの役割とか職責って、しっかりとした定義があるわけではありません。そして業務内容や企業から求められていることは、会社や組織によってさまざまだったりしています。(←そういうものだとも思っています)
そこで私の経験をもとに「デザインマネージャーってどんな仕事しているの?」を13回にわたってnoteに記していきました。このnoteは目次のような役割と、ちょっとした補足を添えたものになっています。
「ここに書いてあることが、正しいデザインマネージャーの業務内容だ!」なんて言うつもりはまったくありません。過不足もあるでしょう。あくまで私の経験に基づく一例だと思って楽しんでください。
目次 (全13回)
あとがき
実は1年ほど前、 Mediumで「デザインマネージャーがやっている13のお仕事」というブログ記事を書きました。今回まとめたnoteたちは、以前Mediumで公開したものから、各項目に対しより詳しくするべく加筆をし、一部に修正を加えた、いわば改訂版になります。
そして冒頭でも述べましたが、デザインマネージャーの役割は企業・組織によって異なると思っています。
例えば私の場合、「デザイナーを教育する」という経験はほとんどありません。私のチームの採用ターゲットがミドル・シニアレベルのデザイナーに特化しているためです。一方で、新卒やジュニアレベルのデザイナーを採用し、どのようなプログラムで教育をしていくか・・・を日々模索しているデザインマネージャーの方も多くいるのではないでしょうか。
なので、私がまとめた項目がすべてを網羅している訳ではありません。ただ「デザインマネージャーってこういう役割だよね」というある程度の共通認識みたいなものは、業界の中(特にインハウスデザイナーの中で)に存在してもいいのかなとも思っています。
事業を進めていくなかで組織内にデザイナーの数が増えたとき、デザイナーをマネージメントする役割が必要になってきます。特にインハウスの場合、デザイナーの上司がデザイナーではない・・・というケースが結構あると思います。私も現職において上司がデザイナーであったことは一度もありません。ただ、できることならデザイナーの上司はデザイナーであって欲しいと思っています。そのためにはデザイナーのキャリアパスのひとつとしてデザインマネージャーというポジションが定着し、デザインマネージャーを目指す人・必要とする企業が増えることが必要だと考えます。
そして、デザインマネージャーをされている方って、まだまだ少ないのかなと感じています。多くのデザインマネージャーの方々と繋がることができれば、とても嬉しいです。
最後になりましたが、デザインマネージャーを目指す方や新しくデザインマネージャーに就任された方、すでにデザインマネージャーとして日々奮闘されている方などにとって、今回まとめた「デザインマネージャーのお仕事」が、何かのお役に立てれば幸いです。