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他部門との関係性を構築する 〜デザインマネージャーのお仕事4

デザインマネージャーってどんなお仕事しているの?・・・を紹介する連載シリーズ。第4回のテーマは「他部門との関係性を構築する」です。

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4.他部門との関係性を構築する

デザイナーだけで完結する仕事は“ない”と言っても過言ではありません。プロダクトマネージャー、エンジニア、マーケティング、さらにはエグゼクティブ・・・さまざまな部門との関係性を構築し信頼を得ることで、デザインチームとして携わることのできる範囲が広がっていきます。デザインマネージャーには協力的である姿勢が求められています。

これはデザインマネージャーに限らずほとんどの仕事において必要なことですね。他者・他部署との信頼関係の構築というのは、仕事の基盤・基礎になる部分です。

以前セミナーイベントで、とあるデザインマネージャーの方のお話を伺った時におっしゃっていたことを今でも覚えています。その方は入社したばかりの時、社内からの信頼を得るためにメインのUIデザイン業務とは異なるデザインに関する業務を率先して受けていたと。例えば、プレゼン資料のリファインとか、社内で掲示するポスターのデザインとか、自ら様々な部署に出向いていって「なにかデザインでサポートできることはありませんか?」と訪ねて歩いたというエピソードでした。

私はいまの職場で16年ほど働いているので、他部署にも勝手知ったる人がいたりして、信頼関係を築くことに関しては、長くいることのアドバンテージを使っちゃっているのが正直なところです。なのでこの方のエピソードがものすごく新鮮で、今でも印象に残っています。
もし私が今の職場と違う環境に移った時のは「こうやって積極的に動くことが必要になるなぁ」と感じました。

「協力的である姿勢」と言いましたが、他者・他部署の意見に迎合していればいいというわけではありません。デザインマネージャーとして、デザインチームとして、必要であるときは意見をはっきり言うことも大事です。むしろ建設的なディスカッションを行うためにも、その基盤となる信頼関係というものをしっかり構築しておく必要があるとも言えます。

信頼関係の構築の仕方に教科書的な答えがあるわけではありません。先ほど紹介したような「デザイナーとしてサポートできる業務を率先して請け負う」もひとつですし、もしかすると「飲みニケーション」をすることもひとつかもしれません。職場や組織の環境・文化によっても異なってくるものです。ある意味でセンスが問われるところかもしれませんね。

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デザインマネージャーのお仕事・第4回は「他部門との関係性を構築する」というお話しでした。
デザインマネージャーのお仕事紹介シリーズは、noteのマガジンにまとめています↓ご興味があれば他の記事もご覧ください。


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林大輔
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