にんげん力と三現主義-3.
にんげん力で“現実”“現場”“現物”を視る
リスクアセスメント・マネジメント
及び、あらゆる角度から現場に限定
をせず企業(店舗)診断を実施する上で、
最も大切な要素は<4つのにんげん力>
そのものであると考えます。
この<4つにんげん力>は、
企業理念・行動指針の下での営業、
施策と目標設定、ソリューションなど
の源であり心の体力であると言えます。
この“現実”“現場”“現物”を確りと視る
ために各々の成すべき役割と行うべき
実務内容と担当者を充分に検討した上
で実行に移す必要があります。
そして、
「原義(原点)・原理・原則≒定義・役目」
を認識し、現場・現実・現物の夫々を
<4つのにんげん力>の中の一つひとつ
で現場の状況を細部に至るまで
診て行かなければなりません。
人は直観や概念、自らの体験からの
【当たり前】で常識で物事を視たり、
選択・判断したりしがちです。
冷静平等に自社(自店)を顧客目線や現場
で働く人達、社会全体の目で大局的に
診て行くことが必要とされます。
別の考え方として、
現場で働く全員の心・技・体と共に
三味一体(=人・商品・店)を構成要素
で“現実”“現場”“現物”を分析すること。
それは、
以下の<四✙二の6つのにんげん力>
で“現実”“現場”“現物”の各々を視る。
1.人元力.
豊かな経験と知識、磨かれた五感
と豊かな感性(六感)が元(根本)となる
2.人原力.≒心(原点:物事を考える時の出発点)
思い遣る心≒ホスピタリティ
(おもてなし)の心を備え持ち、
表現伝達の為のマナーが基となる
3.人現力
自らの人格、意思、意識、
ビジョンが明確に表現、伝達
が出来る力
①人眼力
=人と物事を見る目・眼力
(診る・覧る・観る・看る・視る)
眼力=物事の善悪・真偽・成否
などを判断し見抜く力
②人言力
心を表現出来る言語力と適切な
言葉使い(遣い)が出来る力
ひと言の重さを認識し、
相手やその場に合わせた
適切な言葉使い(遣い)が出来る力
4.人源力
店舗・企業の成長や繁栄の源は
【人】であると言う考え方
お客様も従業員も同じく
【人】であると言う考え方
上記した六つのにんげん力で得られた結果に基づき、
“現実”“現場”“現物”夫々に合わせた
計画性のあるソリューションを実施することです。
「五現と五原」でにんげん力を発揮する
三現主義には、現場・現物・現実
と共に、現況・現状の二つの現は
どうしても切り離せません。
同時に、人眼力とも言える原義・原点
(=原点回)・原因・原則・原理の五つの
要素で物事や現場を視る(診る)ための
心身の活動もとても大事です。
以上のことを五現と五原と表現します。
⏺現実の現況、現状を正確に把握し、
その現実を
原義・原点・原因・原則・原理
の五つの要素で思考、分析し、
適切な対処対策を実施すること。
⏺現場の有りの侭の現況、現状を
有りの侭に正しくに把握しその現場
で起きている事実を
原義・原点・原因・原則・原理の
五つの要素で思考、分析し適切な
対処対策を実施すること。
⏺現物(≒商材商品)の保有する現況、
現状を正確に把握し、その現実を
原義・原点・原因・原則・原理
の五つの要素で思考、分析し
適切な対処対策を実施する。
(参考) 「五原」夫々の意味
【原義】
その言葉が本来持っていた意味。
元の意味。原意=もとの意味。
本来の意味。
【原点】
物事を考えるときの出発点。
※原点回帰
自分が原点であると思った
場所に帰ること。
初心に戻ること。
【原則≒法則】
多くの場合に共通に適用される
基本的な決り。
顧客やクライアントの立場に立ち、
顧客の目線と意識で見たり考える。
【原理】
事物・事象が依拠する根本法則。
基本法則。
様々な不の要素を引き起こす
メカニズムや製造・販売条件、
製造・販売環境などの多角的な
機能を知り認識する。
【原因】
ある物事、ある状態・変化を
引き起こす元になること。
また、その事柄。