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挨拶力UP(6)おもてなしは挨拶から

挨拶から始まるおもてなし


挨拶言葉に心が表れる


誰彼かまわず『お疲れ様です』 ⁉

これで良いのか❓
挨拶の語彙軽視、形ばかりの挨拶


労いの挨拶言葉「お疲れ様です」 
※労う (ねぎらう) 辞書検索 
 苦労や骨折りに感謝し、いたわる。

現代では、
「従業員の労を労う」
同等又は、目下の人に対して用いられる。

他の使い方として
=労を労う、使いの人を労う、
激務にある人を労うなどをついて暫く前
にタモリ氏が話したフジTV系「ヨルタモリ
「子役が誰彼かまわず『お疲れ様です』と
言って回るのはおかしい」の発言が話題に
なりネット上でも色々語られていました。

そこで以下、
このことについて私見を記してみます。

多くの人々は礼儀作法を学ぶ場で、
目上の人に「御苦労様です」は失礼であり、
「御疲れ様です」を選択し使うようにと
教えられてきたと思われます。

私は、
挨拶の原義や言葉の語彙(≒目的)を確り理解
していればタモリ氏の言われている子供が
誰彼構わずに「お疲れ様です」と言う形だけ
の言葉は必要ないと受止めています。

要は、
どのような目的で挨拶をするのか?
その適正な言葉を選択することと考えます。

極端な捉え方ですが、
言えば良いだけの口先だけの挨拶や胸の前
で手を組みお辞儀をする(韓国コンス)の手組み
スタイルと言うことは挨拶・お辞儀の意図と
心を弁えず見た目や形を重んじ、恰好良さを
優先する人の心の感じられない、形ばかりの
パフォーマンスとし行っている結果です。

『人』には、
身体に体温があり心には温もりがあり、
それは、言葉で伝えることが出来ます。


『人』の文字は言うまでもなく他者を支え、
人々に支えられていることを表しています。


言葉は時代によって大きく変化しますが、
それを使う人としての心は変わりません。


この言葉の文字は、私見ですが
「心と口」と様々な日本語と言う「木に繁る葉」
で組立てられていると解しています。

言葉に【魂・言霊】がある

言葉には、
話すその人の心=【魂・言霊】が存在しています。
例えば、朝の挨拶「おはようございます」は、

🔺あなたに支えられていることに感謝します。

🔺私は元気です。

🔺あなたも元気ですか?

🔺皆さんはいかがですか?

🔺早朝からお疲れ様です。
  (ご苦労様です)

🔺皆さん、私は元気ですから、
 要らぬ気遣いはしないで下さいね。

🔺今日と言う一日の為に、新しい気持ち
 で元気にスタートしましょう。

と言った語彙があります。

また、
飲食業、販売業や医療の現場で慣れ親む挨拶の
言葉に接客サービスの「ありがとう御座います」、
医療施設や機関で患者さんへ「どうぞお大事に」、
この二つ挨拶は簡単な言葉なので意外と疎かに
されていて言葉の語彙などは意識せず無意識に
口調を意識せず何気なく使いがちな言葉です。

ところが、
この二つの言葉は、
夫々に重く大切な意味があるのです。
ありがとうございます」の感謝を表す言葉には
有難う」と「御座います」の二つの語句で出来て
いて
有難う=ありがとう」は伝える相手に対する感謝、
嬉しさ、有難さ(=有り得がたい)の心の表現であり、
御座います」は相手に対して敬意を示す尊敬語です。

医療施設機関の「お大事に」の言葉は病を患っている
患者さんへの慈しむ心、思い遣りの心である気遣い
と心配りを伝えるために用いられる
「どうぞ、御身体をお大事に成されて下さいませ」
を簡素化した挨拶の言葉の一つです。

接客や接遇のサービスでおもてなしを提供する側
人間であり当然ながら受ける相手も人間です。


感謝の心を表現する「有難う御座います」の言葉、
病を患う患者さんへの配慮=思い遣り言葉は、
』の温もりと心の感じられる「人の言葉」と
人の声」と意識し触れ合う人々に伝えましょう。

詰り、「ひと言」は『人』の言葉であり、
「ひと声」は『人』の声であり【一声(音)】ではない
と意識して置き使いましょう。

声(音声)は、
人間以外の生物でも発することが出来ます。
人間以外の生物(動物」には心がありませんが、
『人』には、魂とも言える心があります。

因って【一声】で人の心を表現出来ません。
この「人言」「人声」の重さ大切さを常に自覚
すると共に「人言」「人声」は『人間力』を表し、
伝えるために使うものであると常々強く自覚
して使われることをお勧めします。

自他の発する言葉の使い方と声の表情(=口調)を、
この「人言」「人声」を意識し見直してみましょう。

これも、数字に表せない非認知能力の一つです。


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