社会生活上に人眼力を活かす!
にんげん力-心の眼【心眼と視覚】
人眼力=人を※みる目や能力。
眼力を称した言葉です。
※みる=見る・診る・覧る・観る・看る・視る
普段の生活でもおもてなし、
接客や接遇サービスにおいても
【心眼】と称される人や物を見たり、
本質を見抜いたり、
【眼力≒目力】と言われる自らの意思や心を
表したりするは無くてはならないものです。
眼力は、
物事(事物)の善し悪し・真偽・成否
などを見抜くことと能力を言います。
また、ある物事を見てそれを頼りに
思い描くことや目の表情や視線が
他人に与える印象、視線・眼力自体から
感じる圧力・圧迫感をも意味しています。
一方眼力=目力(メヂカラ)は、人の心や意志、
内面の強弱などが現れる目の表情を言われます。
大切なことは、
おもてなしや人との触合いの場に於いて、
この「人の二つの眼」
をどの様に生かして使うのが良いのか❓
その場その時に合わせ適切な言動や態度
に表して伝えるか❓です。
「眼力」は、
心に響く感動といつまでも
心に残る余韻作りに欠かせません。
リアルな見方中心の今の社会生活上で
忘れられつつあるバーチャルな「心眼」
を鍛えることは、豊かで幸せな心と
人間として生活出来る社会環境創りに
欠かせないことではないでしょうか。
「人眼力」⇒人をみる眼
(=心眼・眼力☜人原力)
※人眼力=人を見る(診る・覧る・観る・看る・視る)
目や能力・眼力を称した自作の語句です。
いかに他人と違う人眼力を持ち、それにより
異なった捉え方や動きが出来るかが勝負。
【眼力】
目で物を見る力。視力。ガンリョク。
物事の善悪・真偽・成否などを見抜く能力。
人や物事を理解する気持ち 理解のあること
【眼識】(仏教語)
ある状況を深く、明解に見抜く力。良い認識。
類語として、識見・見識・看破する力
洞察力・読・活眼があります。
○眼識 ・ 洞察力
人としての目利き・具眼の士・慧眼の持ち主・
眼力の持ち主・見巧者・鑑定士 ・ 鑑定人・
名伯楽・発掘の達人・プロ・名人目・
口などが肥える鑑識眼・鑑賞力のある・
眼識のある・眼力がある・目が高くなる・
優れた目利き・評価能力・名伯楽・贅沢になる・
グルメ・舌が肥える・豊かになる・お目が高い
人元力と表した理由は、
磨かれた五感と豊かな感性(第六感)が
人としての元(根本)と私見で捉えた故。
※五感(五官)=味覚・臭覚・触覚・聴覚・視覚+六感
それはリアル(Real)なものとして感じ取ること、
アンリアル(Unreal)≒Virtualなものとして感じ取る
この二つがあります。
人眼力の要素「五感」
=five senses
=視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を知る
普段の生活での人とのお付合いは勿論のこと、
おもてなしや接客接遇の場に於いても、
この五感+六感無しでは円滑な触合い
コミュニケーション・人間関係の構築は出来ません。
五感+六感である「にんげん力」の
夫々を磨くことは、何事においても
社会生活上大切であり必要なことです。
同時に、これからの少子高齢化社会を
生き抜くためにも必要不可欠なことです。
様々な飲食サービス業や医療介護などで
必要な観察力、察知力の向上にも繋がります。
そこで、この五感+六感を認識するために、
多角的に考え、記してみることにします。
磨かれた五感と豊かな感性(第六感)が
人としての元(根本)と捉えた人元力。
視覚=みる (☞人眼力)
イ)「みる」に当て嵌まる漢字によっての語彙を知る。
見る・・・目で事物の存在などをとらえる。
視覚に入れる。眺める。
視る・・・視覚により、物の形・色・様子等を知覚する。
現地を視る、視察、偵察、巡視、視野、視界。
観る・・・風景・写真・絵画・映画・演劇など、
出かけて行って楽しむ。見物する。観察、観覧、鑑賞。
覧る・・・目録を覧る、一覧、閲覧、通覧
看る・・・悪い事態にならないよう、
気を配って世話をする。
病人を看る、看病、看護。
診る・・・医者が体の様子を調べ、
健康状態を判断する。
診断する。患者を診る、脈を診る。
仏教における「視覚」を表わす語句
=六根-眼(げん)/六境-色(しき)/六識-眼識(げんしき)
ロ)様々な活用法
①見る影もない。見るに堪えない。
まことにみすぼらしく、みじめである。
※見るから。ちょっと見ただけで
如何にもそういう感じがする様。
一目見て。
②文字・図、「朝刊はまだ見ていない」
「心電図を見る」などによって
表されている内容を理解する。
③存在を確認する。認める。ある。
「稀に見る」や「見られる」
の形で用いることが多い。
④判断を下すために、物事の状態などを調べる。
⑤判断する。評価する。
※その立場に立って判断することを表す。
ある限られた範囲を対象として
結果・結論を導く。
⑥占う。運命鑑定。
⑦美術品などの形ある物を鑑定する。
⑧責任をもって指導・助言をする。
⑨好ましくないことを身に受ける。経験する。
⑩動作・作用が現実のものとして実現する。
📚慣用語の分類
下記の熟語や語句を[ ]内に、
リアル=R.
バーチャル=V.
ハートで感じる(意識)=H
の夫々.に分類すると色々なことが見え、
おもてなしや接客接遇に役立ちます。
[ ]「様子を見る」(≒目配り)
[ ]「味をみる」
[ ]「省(かえり)見る」
[ ]「稀に見る秀才」
[ ]「昔の農家に多く見られる間取り」
[ ]「雲をみる」
[ ]「珍しいものを見る」
[ ]「相手の出方を見る」
[ ]「湯加減を見る」
[ ]「失敗の憂き目を見る」
[ ]「馬鹿をみる」
[ ]「痛い目をみる」
[ ]「手相を見る」
[ ]「息子の勉強を見てもらう」
[ ]「世間を甘くみる」
[ ]「子会社の経理も見ることになった」
[ ]「買い物に行っている間、この子を看ていて下さい」
[ ]「入院中の親の面倒を看る」
[ ]「人を見る法」
[ ]「彼がみて、本物の書というのだから確かだろう」
[ ]「私からみると、どっちもどっちだ」
[ ]「全体としてみればよくできている」
[ ]「流行歌にみる世相」
[ ]「若者に見る敬語意識」
[ ]「ノートに要旨を書いてみる」
[ ]「ちょっとつまんで見る」
[ ]「映画を観る」
[ ]「みるみるやせ細る」
[ ]「よく見てみると」
[ ]「星空を見る」
[ ]「なるほど、そう言われてみれば、本当にそうだ」
[ ]「気がついてみると、すっかり人通りがとだえていた」
[ ]「みればみるほど良い服」
[ ]「見るからに美味そうな料理」
[ ]「見るからに高級な品」
[ ]「足もとを見る」
[ ]「見ると聞くとは大違い」
[ ]「見聞の狭い人は、何かにつけて驚き、迷うことが多い」
[ ]「大目に見る」
[ ]「なかなか意見の一致をみない」
[ ]「血をみる」
[ ]「泣きをみる」
[ ]「日の目を見る」
[ ]「見ての通り」
[ ]「目八分に見る」
[ ]「余所見をする」
[ ]「それ見たことか」
[ ]「見ての極楽」
[ ]「地獄を見る」
[ ]「見て見ぬ振り」
[ ]「見ぬ商いはできない」
[ ]「見ぬが花」
[ ]「見も知らぬ・見知らぬ」
[ ]「見る影も無い」
[ ]「見ると聞くとは大違い」
[ ]「見るに忍びない」
[ ]「見るに堪えない」
[ ]「見るに見かねる」
[ ]「見れば見るほど」
[ ]「見れば目の毒」
[ ]「見るからに」
[ ]「心が見えない」
[ ]「下心が見え見え」
目の文字を含む 『諺』
【以下、出典ことわざ集】
1.目は心の鏡 (メハココロノカガミ)
目はその人の心を映し出す鏡である。
目を見れば、その人の心の正邪が知れる。
心が清ければその瞳も澄んでおり、
心が明るければその目も輝いている、
という意味。
【参考】 「目は心の窓」ともいう。
2. 目病み女に風邪引き男 (メヤミオンナニカゼヒキオトコ)
目を患っている女は、
その潤んだ目つきが色っぽく見え、
ちょっと風邪を引いて喉に白い布でも
巻いている男は粋に見えて、共に魅力的である。
3. 目の上の瘤 ( メノウエノコブ )
【参考】「目の上のたんこぶ」とも言う。
目の上にあって、始終気になる瘤の
ことをいい、自分より位置や実力が上で、
何かにつけて邪魔になるもののことをさす。
【例】
「私はいつも反対するので、あの人は
私のことを目の上の瘤だと思っているだろう」
4. 目は口ほどにものを言う ( メハクチホドニモノヲイウ )
口に出して言わなくても、
目つきで気持ちを相手に伝えられる。
5. 目から鱗が落ちる ( メカラウロコガオチル )
新約聖書に出てくる言葉で、
失明していた人が突然視力を回復する意で、
解けずに悩んでいた問題を解決する糸口が、
ふとしたきっかけでつかめることを言う。
【例】ずっと悩んでいたなぞが、
一晩寝たら簡単に解けたのは
目から鱗が落ちる思いだった
6. 目の中へ入れても痛くない ( メノナカヘイレテモイタクナイ )
子供をかわいくてたまらなく思う様子。
【例】「彼は念願の娘が生まれたので、
目の中に入れても痛くないほどかわいがっている」
7. 目には目を歯には歯を ( メニハメヲハニハハヲ )
相手の仕打ちに対しては、
相手の仕掛けて来た
と同じような手段で対抗せよ。
旧約聖書には
「(相手に傷を負わせた時には)
・・・目には目を、歯には歯を・・・
相手と同じように自分の身を傷付けて)
償わなければならない」と説いている。
8. 脇目も振らず ( ワキメモフラズ )
よそ見もしないで何かをする、という意味、
一つのことに心を集中して打ち込む様子。
【例】「この三年間、脇目も振らず資格の勉強をしてきた」
【類句】 面も振らず