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社会人の心得-お辞儀

お辞儀の心と作法を理解する

(接客サービス業・おもてなし含)



お辞儀【挨拶時・おもてなし・サービス業】
※人の真似やネットの動画で学べない
 ポイントとお辞儀の心を記しました。

「三味一体」の心をお辞儀にを表わし伝える

三味一体をお辞儀で伝える

三位一体を表すお辞儀には、
飲食店とおもてなしならではの
【その時・その場・その人】
のそれぞれの意もあります。
※貴方だけの一味違った個性的な
 お辞儀
で心を表わし伝えましょう。

【大切な心を伝えるお辞儀の仕草】

背筋を伸ばし、優しい視線と笑顔で
※物品の受渡の時は両手でする。
 (左手~右手の順)

指先をピンと揃え、指と指との間を
無くし軽く円を描くような手の仕草
はお客様(相手)に対し、指先まで神経
を張り詰め気配りをしていることを示す
思い遣りの心を必ず伝えます。

動作は、一つひとつの区切りをつけ
メリハリをつけることです。
⇒けじめと誠実さを表現出来ます。

お辞儀をし終わった後に、
背筋を確り伸ばし下腹に力を入れ
お尻とお尻を合わせるようにして
踵(足先)を揃え、顎を軽く引くよう
にすることで引締まり綺麗に出来ます。
また、
相手に襟足が見えないように工夫する。

A)お辞儀の修得ポイント

◇時期( ヶ月以内) 月迄に習得
 ⇔出来てない項目毎に期間と時期
  を決めて身に付けましょう。

① 始動時はアイコンタクトから
② 言葉の内容に合わせた種類と角度
③ 言葉の内容に合わせたお辞儀のスピード
④ 胸を前に出す様にし、腰から行う
 (首だけのコックリはお辞儀とは言えない)
⑤ 身体を起す際の静止
 (倒して一時静止)
⑥ 最後の決めこの時の静止の有無で
 印象が変わります。
 (起した際背筋を伸ばして静止)
⑦ 相手、お客様を中心に
 (基本は正対)

B)お辞儀の種類

お辞儀は、礼(屈体)の深さによって、
会釈、普通礼、敬礼、最敬礼
の4種類に別けられます。
また、無言の礼として黙礼があります。

⑧会釈  5~15度の礼
⑨普通礼 30度の礼
⑩敬礼  45度の礼
⑪最敬礼 60 度~90度の礼
  と他に、
 言葉を伴わない目礼・黙礼がある。
※目礼・・・目と瞼を使い行う礼
※黙礼・・・黙ってお辞儀をする。

【ポイント】
 お客様に私達の心を伝え、表わす
 仮定した言葉で【黙礼】のロールプレイ
 を仲間同士でしてみましょう。
 きっと、あなたに素敵なお辞儀が身に付きます。

【お辞儀の仕方のポイント】

 ※静止時、お辞儀をしながらの中で、
  発した同じ言葉を心の中で唱える 

踵をきちんと揃える
   ↓
手を軽く前で組む(待機の姿勢)
男性の場合は中指をズボンの
縫い目に添えることも良い
   ↓
あごを引き、ひざと背筋を確り伸ばす
   ↓
相手に向かって正対・正視する
(アイコンタクト)
   ↓
腰から上体を倒す。
倒す速度はお辞儀の種類により変わる
   ↓
上体を倒しきったところで静止する
(静止する時間はお辞儀よって長短有)
   ↓
上体をゆっくり起こし、再び正視する
 (アイコンタクト)

【お辞儀の区分け】

 ※お辞儀には大きく別けて次の区分があります。

①同時礼 
 言葉と動作を一緒に行う
 (出来る限り避ける)
 なぜなら、○○○しながらのお辞儀になり、
 折角のお辞儀が活かされない場合がある

②分離礼 
 言葉と動作を別々に行う
 (お辞儀の始動は最後の言葉が
  起動時、又は一呼吸おいて)

③※複合礼
 言葉の内容や相手の状況に合わせ
 ⓵と②を組合わせる

【ダウン(膝つき)サービスのお辞儀】

膝つきサービスの由来は、絨毯スナック
高級クラブなどテーブルの低いお店から
始まりました。(私の銀座時代)

御客様と同じ、或いは下からの目線で
お客様中心に接客応対することにより、
黒子の役割を果たす意があります。

左膝をつき、右膝を立てその上に手を置きます。
姿勢は背筋を伸ばし床に対し直角に保ち、
お辞儀は5度~45度位の範囲で腰から行います。

この場合一般のお辞儀と同じく会話内容、
言葉によってお辞儀のスピードが変わります。

お辞儀は、
その人の相手に対する【礼】の表れです。
そして、[認知][敬意表現][感謝][誠実さ]
「思い遣り]の心を表現伝達の目的でします。

【礼】の解説

人として相互の軋轢(アツレキ)を防ぎ、
行動に根拠を持たせる、当然の作法。
自らの行いを丁寧にすることを「礼」
元々礼は、宗教儀礼でのタブーや
伝統的な習慣・制度を意味しています。

後に、
人間社会の上下関係で守るべき
ことを意味するようになりました。

儒者で、性悪説の立場に立った荀子は、
特に「礼」を重視したと言われています。

また礼は、
人間の身体で最も弱い部分である頭を
相手の前に差し出すことから、
「私にはあなたへ敵意はありません」
「あなたへ敬意を持って接します」
と言うことを表します。

人は接する相手に対し、「思い遣り」=
思いを届ける意を表現する目的があり、
自らの心を相手の心へ近づける形の意
を表すために胸から前に出すようにし、
腰から折り曲げてお辞儀をします。

※礼=社会秩序を保ち人間関係を円滑に
   維持するために守るべき社会生活上の規範。
   礼儀作法・制度など。
   敬意を表すために頭を下げること。
  (三省堂国語辞典より転載)

お辞儀の意義

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