実体験で知り得た生き方の「知恵」
知恵を現実の言行・態度に生かす
現在の日本には数知れない国外からの
心身の活動に役立つ学問やツールがあります。
代表的な学びとして、
第一印象を見える化した「メラービアンの法則」
人間の心理学の学べる「アドラー心理学」、
賢者達が学んだ中国の「論語」などか有ります。
その内容を取入れた素晴らしい学びの場や
コンサルタント、講師が盛んに活動しています。
このような活動が多くの人達に役立っています。
しかし、学びに参加出来る人は決して
多くはなく参加したくても出来ない人との
心の格差が様々な場で論じられています。
多くのテレビ局の番組で様々な分野で
解かり易い解説をされてる池上修氏や
東大出身の林修先生が何故人気があのるか?
私見ですが、
前記した海外からの学びの場に参加
出来ない方達を始め心や知恵の学びに
参加しなくても解かり易く解説され、
生活に生かせる故であると同時に、
子供たちの中にも地域や所得の格差が
生まれている現実、それに対する
国民の取組み意識の表れの一つではある、
と捉えております。
此処数年一般の小中学から大人まで
心の知識や生きる知恵の様々なテレビ番組
が多くなっている所以であると思います。
私事ですが、
十数年間母の看護や介護をしながら
「接客マナーは心の礎」を書き続けて来た間も
アドラー心理学や他の学びの場に
病を持つ母の元を離れ、また経済的な
事情で参加出来ない状況にあった故に
参加出来ませんでしたが体験を元に
様々な記事を書いて参りました。
現在の日本社会は、
心の格差が広がった現実の表れとして、
この度のコロナ禍で起きたモラル欠如や
マナー違反の行為また、様々な地域での
子供食堂の増加、ストレスによる
事件や犯罪、イジメや引き籠りの孤立
と言ったことが現実としてありました。
また、見た目や形を優先し日本の文化
としてあるお辞儀をお座なりにした
マナー講師や一部の人が広めた
日本人の特質である人の目・思惑を
気にしすぎる文化を逆手にとった
※コンススタイルでの接客(下図)や
形だけの態度このようなことを鑑み
世界に唯一無二の日本独自の文化の
素晴らしさを見直す必要がある、と考えます。
さて、前置きが長くなりましたが、
日本人でも現在も多くの理解者
継承者のいる「松下幸之助」氏や
茶道からおもてなしを広めた「千利休」の
教えは学ぶに値することが多々あります。
学びや知恵を言動に生かす
💕思いやる利他の心と活動💕
社会環境がどんなに進化発展しても
社会を構成する日本人の『心』は
何時までも変わりることは無い思います。
徳川幕府末期に生きた篤姫の言葉、
「どんなに時代か変わっても徳川の名は残る」
を私見ながら
『どんなに社会が変化しても
日本人の心は世界中に残る』
と解します。
その根拠は、
大リーグで活躍し歴史を変えたとまで
言われている大谷翔平選手の人と成り、
著名なアスリートや芸術家・文化人の
日本人だから出来るの心と実績と活躍
外国人のインバウンドから日本国籍の
取得の増加と言ったことに表れています。
私達日本人は、
東日本大震災後の意識の変化
或いは日々生活しながら様々な学び
や生き抜く学び、生き抜く取組み、
知恵を現実として体得しています。
どんなに素晴らしい学びや知識で
あろうともそれらを自らの心の中に
確りと落とし込む活動(=インプット)
無しでは何の役にも立ちません。
落とし込んだことを自らの力で消化し、
自らの血肉とし、それを生きるための
知恵として日々の生活で生かす活動を
継続して行わなければ身に付かないものです。
社会では勿論のこと、
学問の世界でもスポーツ界でも、注目され
著名に成り頂点に立ってる人は、
自分自身に嘘偽り・言い訳をせず、
基礎となる知識の修得や基礎体力作り
のための努力を娯楽の時間を切り詰めて
も出来る限り作り日々時間を大切に
しながら惜しまずに継続しています。
そして、
思うように能力が出せなかったり、
成果や成績が残せなかったりした時は、
まず基本に立ち戻り、基礎作りの為に
様々な活動を日々繰り返し、繰り返し
完全に身に付く迄行っています。
そう言ったことを支えているのは、
自分自身と正面から向き合う勇気であり、
謙虚な姿勢とチャレンジ向上心であり、
自分が生かされていることへの感謝であり
実現可能な高い目標がある故と思います。
一流・プロと言われる人は、
常に夢と高い目標を抱き、他人の評価や
思惑を意識せず、心の軸を揺るがさず、
多くの人達に支えられ、生かされている
ことへの感謝の心とその表現を忘れず、
真摯に「自らの心と能力に向き合う」
ことを決して怠らないからこそ、
国内外の人々から常に注目される
素晴らしい成果が得られるのです。
また、
プロのアスリート・スポーツマンに
見られるこのような活動を出来る人は、
確りと心にインプットし、血肉にした
学びや知恵、身に付けた力や技を惜まず
アウトプットする様々な活動も行っています。
コロナ禍の今も、この様な心身の行動は、
多くの人達に支えられ、生かされていること
への感謝の気持ちの元での愛他利他の活動、
仏教で言う「施し」にもあたると思います。
📖仏教無財の七施
このような心は、※「直き心」を礎とした
「思いやる心」を備え持ってこそ出来るのです。
改めて私達は「人」の文字の如く、人は他人に支えられ、
生かされ生きていられることの大切さ、
利他の活動「思い遣り」の心身の活動を
自覚認識する必要があると受け留めております。
日本人なら「日本の心」をより深く学ぶ、
これは波乱万丈で忘恩不義の人生を
歩んだ学びと支えられ生かされた
私の人生の答えの一つであると言えます。
※「直き心」は、真理を愛する心で、
直は「素直」の意で、
正直・実直・率直・撲直などで、
※1.直往邁進(ちょくおうまいしん)して
※2.「義」の為に、
※3.「勇」を奮うのも直とされています。
※1.【直往邁進】
ためらわず真っ直ぐに進んで行くこと。
従って邪なこと、卑怯、緩慢、
優柔不断なことを嫌う。
心が真っ直ぐで正しい者は、言うことに
嘘偽りがない誠実さに当たると解します。
※2.「義」
打算や損得のない人としての正しい道、
即ち正義を指すものです。
人間の欲望を追求する「利」と
対立する概念として考えられた。
※3.「勇」
正しいことを敢然と実行すること。
勇気は、心の穏やかな平静さによって表される。
例えば、地震にも慌てることなく行動すること。