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サービス業従事者「心の礎」

心の礎(=人間力の土台石)

社会が成熟しモノや情報に溢れ過ぎ、
百年に一度の厳しい世情となった今、
思い遣りや感謝の心など人間力への
原点回帰こそがこの苦境を乗り切る
数少ない手段の一つではないでしょうか。

その利他の心である、
「思い遣りや感謝など心の原点回帰」
の心身の活動は、
『自分だけが良ければよい』
『自分だけが幸せならよい』

と言う風潮の現代社会でポッカリと開いた
人と人との心の隙間を埋める手段です。

思いやり名言

お客様へのおもてなしや接客サービスでも、
心の礎(=コーナーストーン)となる利他心、
いつも意識しておく大切なことです。

サービス業限らず、先日書いた人の文字の
当たり前の自覚認識と共に少子高齢化社会
で生活をしている私達にとっての「心の礎」は
マナーの形である「思い遣り」と人と人との
心の触れ合いに欠かせない「感謝の心」であり、
また和の心と言える「おもてなしの心」です。
※感謝の心拝謝・多謝・深謝・恩謝など。

飲食サービス業や物販の場合のその心の礎
と言える、商品(飲食物)の製作・その関係者
(製造・作成・調理者)と材料となる様々な物
の生産者に対するお陰様、有り難いと強く
受留める感謝の心を決して蔑ろに出来ません。

以前のことですが、
懐石料理のお店を数年間に渡りスタッフと
共に汗を流しながら指導させて戴きました。

その時に、料理人の方からお店の造り食器、
備品の由来、お客様をお迎えする装飾品や
お花、料理の原材料、調味料など全ての「礎」
となるものへの「感謝の心」を意識することが
大切だということを気付かされました。

同時に、
当然ながら調理のお仕事をなさる方々の
仕事の取組みや技術の大事さも知りました。

この様な「礎」を深く知ることで、
お客様に直に接し、もてなす飲食物を
提供する接客サービス係としての役割
の大切さ重さを再認識させられました。

料理の達人と呼ばれる調理人達は、
必ずと言っていいくらい生産地へ赴き、
直接生産者の方々に「労いと感謝の心」
を表わし、伝えるそうです。

生産者にとっては、その「感謝の心」が
より良い材料を作り出すエネルギーとなり、
結果として美味しい原材料の源になります。

このような「礎」(土台石)を知り理解して
修得する元はおもてなしや接客サービス
の場に根ざしているのです。

以上をまとめると、
あなたとお店の大切なお客様へのもてなし
や接客応対サービスは、お店で働く全員を
代表して接しているだけはなく、上記した
Cornerstone =「心の礎(土台石)」が多々あり、
その重さを強く自覚認識することが大切です。

それは、お客様に心に残る素晴らしい
おもてなしや多くの感動、一期一会の
余韻を味わって頂く「礎(=土台石)」です。

瀬戸内寂聴氏-思い遣りの名言
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